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Female Palace  作者: 甘語ゆうび
Chapter 2〜Castle investigation〜
15/58

Gambling is closed by violence

嘘で全てを欺き、秘密を隠し通す

これまでもこれからも、俺の人生は変わらない


目的の為なら、這ってでもしぶとく生きてやる


俺だって普通に生きられると、証明してやる

ストーンエブリシェ。貴族通りでは有名な宝石鑑定所で、貴族達のお気に入りだ。そんな地下が、FemalePalaceという人間オークション会場だなんて、誰も信じられないだろう。けれど事実だ。


「コードネーム真理。城への入門許可を頂戴する」


受付に立っている女に、招待状をちらつかせながらヴィアはそう言った。恐らく、合言葉みたいなものなのだろう。


「承知しました。そちらの方は?」


受付嬢に言われ、一瞬身構えてしまう。口を開き、言葉を紡ごうとした前に居たヴィアが振り返り、俺をきつく睨みつけてきた。喋るな、ということだろう。ここは経験者である彼女に身を任せ、口を閉じる。

「彼女はボクの招待客さ。コードネームは欺瞞」

「…承知しました。中にお入りください」

彼女に感謝の意味を込め、淑女らしく会釈をする。こんなにあっさりと入れるものなのか。

疑心を抱えながらも、気にせず前を進んでいくヴィアについて行く。



階段を下っていけば、当然外からの光は徐々に遮断されて行き、薄暗くなってくる。


「欺瞞、よく聞いてくれ。この先、ボクのことは真理と呼んで。本当の名前では決して呼んではいけない」

「何故です?」

「トレディがそう決めたからだ。彼女の言うことには、必ず従わなくてはいけない。ここではルールに不満があったとしても、トレディが決めたことならば仕方ないんだ」


ヴィアは屈辱と怒りをあからさまに見せた声色でそう告げる。

話を聞いていれば、絶対王政、独裁国家、そんな昔の現実を表した言葉が頭を過ぎっていく。彼女が築き上げた城は、そんなものより温いものなのか、苦しいものなのか。

溜息を吐きたくなるのを堪え、目の前の両開きの扉をヴィアと共に開ける。その奥は、これまで下ってきたじめっぽい暗闇が嘘に思える程に煌びやかだった。御伽噺に出てくる城のパーティー会場のように広々としており、どんな魔法を使ったのか、見上げれば首を痛める程に天井は高い。そして、貴族通りを歩く淑女にも負けず劣らずの絢爛な装飾と幾億と値が張っていそうなドレス。FemalePalaceの名に恥じない舞台だった。今までファンタジーというファンタジーをこの身に浴びてこなかったせいで、内心テンションが上がっていく。だが、どうやったら地下にこんな豪勢なものを作れるんだ。


「…凄いっすね」

「そうだろう。けれど、怯んで弱気になってはいけないよ。常に胸を張って、堂々として。あと素は隠してくれ。どこに耳があるか分からないからね」


つい漏れていた独り言に、アドバイスと苦情を入れられる。


「…私としたことがうっかりしていました。気を付けます」

「そうしてくれ。……さて、君にボクの友人を何人か紹介するよ。付いてきてくれ」


そう言って歩き出すヴィアの後ろを付いていく。けれど、彼女の顔色が少し優れないように見えた気がした。大丈夫だと思うが、念の為、誰にも聞こえぬようにヴィアに耳打ちをする。


「真理、具合が悪いようでしたら言ってください。出来ることなら協力します」


ヴィアは一瞬目を見開き、驚いたような反応を示した。けれど、声を発すること無く、すぐに元の彼女に戻り、すたすたと歩を続けた。心配は拭えないが、無理にあれこれお節介を焼かれたくないのかもしれない。だから何も聞かず、ヴィアのあとをついていった。



「やぁ氷釈、久しぶり。ご機嫌はいかがかな?」

「真理殿〜!会いたかったでござるー!」


ヴィアが会いに向かった氷釈と呼ばれた彼女は、ヴィアを見つけた途端に抱きつこうとしてくるが、それをひらりと華麗に躱す。結果、氷釈は綺麗に地にひれ伏す形となった。


「真理殿酷い!我の愛しのぎゅーを躱すなんて!」

「氷釈のぎゅーは癖が強いからね。ボクには耐えられないんだ。あぁ欺瞞、紹介するよ。彼女は氷釈。変わり者だけど良い子だ。仲良くしてやってくれ」


青色をおさげにした長い髪に、自信なさそうに垂れた水色の目と眉。その目は、俺を見つけた途端、酷く俺を睨んできた。


「だ、誰ですか貴女!なんで我の真理殿と一緒に居るんですか!」

「いや、貴女のではないと思いますが…。それより、私は欺瞞。よろしくお願いしますね、氷釈様」


半ば強引に自己紹介をすれば、彼女の警戒は次第に緩み、握手も交してくれる。案外ちょろいのかもしれない。


「よ、よろしくお願いします……。でも、真理殿は渡しませんから。我の唯一の眷属、いや、特別認めた友人なんですから」


単純に友達が居ないめんどくさい奴だ。少し厨二病じみているのも、元の世界でいうオタクのようなものを感じる。この世界では何に熱中するのだろうか。


「それじゃ、ボク達はもう行くよ。今は、欺瞞にボクの友達を紹介しているだけだから」

「はぁっ!?し、真理殿、我の他に友達がいたというのか!?」

「いやいるさ。君じゃないんだから」


ヴィアの言葉に、心底ショックを受けたらしい悲鳴のような呻き声のような気持ち悪い声を上げ、のろのろと地面に手を付き、悔しそうに四つん這いになる。そんな氷釈に対し、無視を決め込み次の目的地へと向かっていく。氷釈が少し哀れに思えたが、これが彼女との付き合い方だと思い、ヴィアの足跡を辿っていった。



「怨食久しぶり、元気してたかい?」

「ぬお、真理ちゃーん、おひさー」


食べていた物を軽く飲み込み、赤色の瞳がこちらに相対する。彼女は俺を見た途端、疑問の意思を首を傾げて示した。


「…あぁ、そんな怯えなくてもいいさ。この人はボクの招待客で、コードネームは欺瞞。よければ仲良くしてあげてくれ」

「真理ちゃんが言うなら分かったー。初めまして欺瞞ちゃん、怨食っていうよ。よろしくー。ところで、欺瞞ちゃんは、どんなトレビアと能力を持ってるの?」


白髪を靡かせた、一回り程小さい体が俺を見上げてくる。考えてはいるが、乗り切れるだろうか。


「いえ、私は生まれつき恵まれない者ですので、トレビアと能力は所持しておりません」

「え?そーなんだー。大変だね」


同情を含んだ両手が、そっと俺の手を握ってくる。


「大変な時があったらえんを呼んでね。欺瞞ちゃんにとってのわるいもの、全部食べてあげる。えんの能力は怨食。負のエネルギーをぱくぱく食べれるんだ。…ちなみにトレビアは大地」

「そ、そうなのですね。教えてくれてありがとうございます」

「うん、どういたしまして。じゃ、えんはもっとご飯食べてくる」


怨食は美味しそうな料理が沢山並ぶテーブルへと行ってしまった。それより、トレビアを話す時に声のトーンが落ちた気がするが、気のせいだろうか。


「彼女、セランカ派なんだ。ペールトと同じトレビアなのが気に食わないらしい」

「え?」


ヴィアが何を言い出したのか分からず、フリーズしてしまう。けれど、それは曖昧ながらもすぐに解けた。恐らく、派閥かなにかだろう。


「…誰かしら、TOP4の下に入らなくていけないのですか?」

「いや、必ずというわけではないよ。ただ、そういう暗黙のマナーみたいなものがいつの間にか出来たというだけさ。トレディは言わずもがな素晴らしい。けれど、TOP4の中だと誰々が最もだ。それが各々対立していって、気付けば派閥みたいなものが出来ていったんだ。とはいっても、信仰心が大してないミーハーな人達は、派閥関係なく話してるけどね」


なんだか凄く女のめんどくさい部分を覗いてしまっている気がする。その中にぶち込まれる男なんて、どんな地獄絵図だ。それがここに存在しているのだけれど。


「それでは、真理もどこかに所属しているのですか?」

「一応ね。シュレント派閥っていうことにはしてる。君も、どこかしらの派閥に入っといた方が都合が良いよ。誰も信仰していないっていうのは、ここじゃ嫌われる要因だからね」


とは言われても、まだ顔も知らない人達を信仰しろと言われたって誰を選べばいいのか分からない。だが、近いうちに決めた方が良いのだろう。けれど、1度決めたらそうころころと変えることが出来るとは思えない。選択は慎重に選んだ方が良いだろう。


「…分かりました。考えておきます」

「そうしてくれ。それじゃ、パーティーまでカジノで適当に時間でも潰すかい?」

「カジノなんてあるんですか?」

「あぁ。要望が高かったからね。他にも、会員達が色々とコレクションを置いていく部屋もあるよ。レコードとかドレスとか宝石とか。普段はお目にかかれない物がわんさか置かれているところさ。でも、君はカジノ一択だろう?」


迷いなく笑って頷く。今は淑女の皮を被っているが、元は賭博好きの詐欺師だ。前世の死に様は、あっけなく運が無かったが、運と手癖の悪さには自信がある。それに、ちゃんとした賭け事なんて、貧民街で最後にやったのがどれほど前かも数えられない。要するに、滾る血と溢れ出る脳汁に飢えている。


「案内してください、真理。全員叩きのめしますので」

「……言うねぇ。カジノはこっちだよ。着いてきな」



カジノに着き、その中に1歩を踏み入れる。いくつもの遊び場に、雰囲気のある広々とした室内。けれど、入口からでも分かる程に真新しい生臭い匂いがした。そして、打撲音が聞こえる。呻く男の声が聞こえる。脳に流れ込んだ情報をキャッチすれば、立ち尽くすことなんて出来なかった。

後ろから引き止めるヴィアの声が聞こえたが、そんなものに振り向いている余裕すら無かった。誰かまた、俺の前で死んでしまうかもしれない。俺を愛していなかった彼女みたいに。あの、汚い赤黒いものが鼻腔をつくかもしれない。そんなの、耐えられない。


音の根源を見つければ、その方に一直線に駆け出し、殴られていた彼を抱きしめる。瞬間、背中からの酷い衝撃が脳を焼く。気絶しそうになるが、倒れてはいけない。俺が倒れちゃ駄目だ。


「誰だお前、退けよ!そいつはあたしにポーカーで勝ちやがったんだ!あたしのペットのクセに主人に恥かかせた出来損ないなんだよ!今はそのお仕置き中なんだ。分かったらどけよ!」


また背中に強い衝撃が走る。痛いなんてものでは無いほどに体が麻痺してくる。


「だからといって、このような所業をしていい理由にはなりません!彼を殺さないでください!」


言い終わると同時に、ドレスの下に隠していた小型煙幕を発動させる。煙の中、動きが鈍い彼を抱えて、カジノの入口へと向かう。


「こっち!急いで!」


ヴィアの声だ。彼女の声を信用して、そちらへと走っていく。


無我夢中で彼女を追っていれば、人の気配の無い一室へと逃げ込んでいた。内装を見る限り、1人用の客室に見える。

扉を閉め、鍵を掛ける。これで常人であれば侵入は出来ない、はずだ。運良く鍵が開いていて助かった。


ずっと抱えていた彼を下ろし、安堵の溜息を零す。だが、その安堵はバチンと清々しいくらいの綺麗な音を立てたビンタによってかき消された。そのせいで理解が遅れるが、怒りを露わにして、目を潤ませる彼女を見れば、嫌でも頭が事態を脳に押し込んでくる。


「バカ……。馬鹿!!彼女、シュレントと同じ怪力の能力持ちだったんだよ!!何で何も知らないその人のことを助けに行ったんだい?知り合いだったのかい?大切な人だったのかい?違うんだろう!?今日この場で初めて出会った赤の他人なんだろう!?そういう正義の心は立派だ。ボクも君のそういうところは大好きだ。けれど!彼女と君じゃ、明確に力の差があるんだ!死んでもおかしくなったんだ、そうだよ、死んだら、死んだらどうしてくれんのさ!!」


そう訴えかける彼女の目には、大粒の涙が溜まっていた。それらは既に彼女の肌を伝い、濡らしていた。俺とヴィアはただの協力者で、まさかそこまで怒鳴られて、泣かれるとは思いもしなかった。何が出来るか分からなくて彼女が今俺に何を望んでいるのか分からなくて、でも、安心して欲しい一心で、彼女を正面から抱きしめ、自分の胸に収める。


「…まさかそこまで怒られるとは思ってなかったっす。でもほら、よく聞いて」


彼女の耳を、自分の心臓付近に近付ける。それは、とくん、とくん、と確かに今も生きている証を打ち続けている。


「ね?俺はちゃんと生きていやすから、不安にならないで良いっすよ」

「……こんなんで流されるほど、ボクは愚かじゃない。じゃない、けど」

「けど?」

「……いや、落ち着くな、と思っただけだ。ありがとう」


そのまま声がしなくなったと思えば、静かに寝息を立て始めた。色々と疲れて眠ってしまったようだ。備え付けられていたベッドに彼女を横にして、部屋の隅で蹲っていた彼に声を掛ける。


「お待たせしやしたね。さっきは割って入ったりしてすいやせんでした」

「いや、別に大丈夫、です。それより、あの、ありがとうございました」


痩せ細った傷だらけの彼が深々と頭を下げてくる。髪は跳ねまくっておりボサボサ。目は腫れているが、赤色の目ということは、微かに分かった。服もボロボロでほつれており、ほとんど機能していない。予測にはなるが、これ以外は所持していないだろう。その容貌を見る限り、満足に楽な暮らしを遅れていないことは明白だ。


「別に、そんな頭を下げなくていいっすよ。それに、今はこんな身なりっすけど、俺は男なんすよ。ヴィアも眠っちまいやしたし、他には誰もいやせんし、気楽にしていいっすよ。あぁ、でも声は控えてくだせぇ。ヴィアを起こしたくありやせんし、外に漏れるかもしれねぇっすから」

「そうですか。それじゃ……」


と言って、彼は1つ大きく息を吸い込んだ。そして、大量に言葉を吐いた。それは、

「あの怪力女ほんとウザイんだけど!ほんっとありえなさすぎるんだけど!?てか何なのあいつ。ポーカー勝ったの俺じゃん、俺の実力じゃん!アイツが弱すぎるだけだっての。ほんとかす!殴ってんくんなあの暴力女ー!」

まさかの愚痴だった。


数秒前に声を抑えろと言ったのを忘れたのか。それにしても、先程の萎縮した態度はどこに行ったんだ。大物に脅えていた兎が、それが去った瞬間怒りのあまり地面をダンダンと踏んずけるさまだ。


「てか、あんたもあんただからな。さっきは便宜上礼を言ってやったけど、本当はそんなことこれっぽっちも思ってもないんだからな!それに、ここじゃあんなん当たり前だし。そんなんも分からんとか、流石にヤバすぎでしょ〜」

「……うわぁ」


メスガキなのかツンデレなのかはっきりして欲しいほどにイライラする存在過ぎる。助けなければ良かっただろうか。


「はっ、そういや、自己紹介もまだだったすね。俺はライ・シークレティアス。コードネーム欺瞞。よろしく頼みやすよ」

「……ガラミユ。別に、よろしくなんてしてやらないこともなくもなくも全然ないからな!」


ふん!とそっぽを向かれてしまう。どうやらツンデレだったらしい。これは使えそうだ。


「ほ〜ん。ガラミユくんって言うんすね。んじゃミユちゃんって呼びやすね」

「はぁ!?」


驚きの声を上げ、ぽこすかと殴ってくる彼を放って話を進める。


「それでミユちゃん、ミユちゃんは何で此処に居るんすか?」

「はぁ?何でって、あの怪力女に買われたペットだからだよ。ここ、FemalePalaceで買った人間なら、1人までなら連れ込んできていいんだ」

「その人間をペットっていうのなんなんすか?ずっと気に食わないんすけど」


俺が声に出した見えない文字列に、ガラミユは居心地が悪そうな、けれど嬉しそうななんともいえない表情をした。


「そう言ってくれるのは素直に嬉しいよ。けど、俺達男は、女の下に居るんだ。けど俺達だってそうだろ?俺達の下に居る動物を飼うし、その、食べるだろ?此処に居る女達は、同じことをやっているんだ。生きた上下関係があったら、そんな醜い関係だって生まれる。此処じゃ、それが当たり前なんだよ」


そういえば、前世のドラマで、動物と人間の立場を逆にした作品というのがあった。動物が捕食する側で、人間が食べられる側。ペットを解放しろというデモ活動も行われていた。確かに、元々野生に居た彼らは、野生に帰るべきなのかもしれない。けれど、人間の温かさと住みやすい住居を手に入れた動物が、再び獣に戻れるのだろうか。ペットを飼うというのは、その人間の救える気持ちというエゴかもしれないが、そのエゴの過程が、その動物にとってかけがえのないものになれるなら、外野がとやかく言う資格なんて無いじゃないか。それはこの世界でもきっと同じだ。女は力を得て、男は力を得ない。だから、その差がピラミッドを作ってしまった。いや、そう思えば、このペットという関係も少しは理解出来てしまう。


「…いや、前言撤回っす。この世界で女が男をペットにするのは、自然の摂理っす。それに、動物をペットにしようにも、この世界の動物は賢いのばっかっすもんね。女から見たピラミッドは分かりやせんけど、馬鹿な男をペットにしようってのは、理解はしやした」


「人間をペットにするなんて間違っている」だなんて綺麗事で片付けられたら、どんなに楽だっただろうか。でも、綺麗事を並べたとて、それは所詮奇麗事だ。それが現実になんてなり得ないただの取り繕った無敵の仮面だ。


「…でも、やっぱり納得はいかないっすね。人間をペットだなんて、気持ち悪い」

「……ライ、だっけ」

「ん?そうっすけど、今更どうかしやした?あ、もしかして、さっきの自己紹介聞いてなかったんすか?」

「違う。ちゃんと聞いてた。そうじゃなくて、その、俺に出来ることなら、協力してやっても、いいけど。FemalePalaceに連れてこられた被害者の男達とも少しは面識あるし?だから、その、」


言葉を形容しがたいのか、ぐっぱと手を開けたり閉めたりを繰り返し目線をきょろきょろと泳がせている。だが、意を決したのか、真っ直ぐに見つめられた。


「お願いだから、俺達を、助けてください……!」


そう言われた。丁度都合が良かった。下げられた彼の頭を軽く撫でれば、ビク、と体を震わせ、少しの警戒と驚きが見えた。


「勿論っす。俺はあんたらを助ける為に、来たんすからね」


俺はいつも通り笑いながら、ガラミユのお願いを請け負った。

ちゃんとした賭け事なんて、貧民街で最後にやったのがどれほど前かも数えられない


上記の文章で、3話と4話のファルターのあれは賭け事違うんかと思われた皆様へ

ライにとって、あれは自分から勝手にしかけただけなので、ライ基準ではフェアでちゃんとした賭け事ではありません。よって、その前の賭け事判定を通過したものがあの文章です。

イカサマはするくせに、フェアな舞台での賭け事を望みます。なんやねん



ここまでお読み頂きありがとうございます。これからも、小ネタのよう、小ネタにもならないかもしれないようなものを多分ここに書いていきます。

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