Art0420
サイドミラーに映る景色を綺麗だなんて思ったりして
ひとつ角を曲がればそれは何処かへ消えてしまう
再度ミラーに映る景色に微笑んだりなんかして
ふたつとない雲の流れはいずれ何処かへ消えてしまう
青とオレンジのグラデーションは見る間にバランスを変えて
心に焼き付く景色はそんな中の一コマなんだと知った
君と俺のリレーションは次第にバランスを変えて
いつまでもあの時を思い描いてはいないと知った
前しか向かずに走る事で何も躊躇わずに今日まで来た
誰かを置き去りにしても止まらない明日の為に
それしか知らずに走る事で何も気付かずに辿り着いた
自分を置き去りにしても止めどない今日の枷に
君があの雲と同じく色めきながら流れてゆくなら
僕があの空と同じく色をうつしながら待っているから