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Art0420

作者: 海堂直也


サイドミラーに映る景色を綺麗だなんて思ったりして

ひとつ角を曲がればそれは何処かへ消えてしまう


再度ミラーに映る景色に微笑んだりなんかして

ふたつとない雲の流れはいずれ何処かへ消えてしまう



青とオレンジのグラデーションは見る間にバランスを変えて

心に焼き付く景色はそんな中の一コマなんだと知った


君と俺のリレーションは次第にバランスを変えて

いつまでもあの時を思い描いてはいないと知った



前しか向かずに走る事で何も躊躇わずに今日まで来た

誰かを置き去りにしても止まらない明日の為に


それしか知らずに走る事で何も気付かずに辿り着いた

自分を置き去りにしても止めどない今日の枷に


君があの雲と同じく色めきながら流れてゆくなら

僕があの空と同じく色をうつしながら待っているから


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― 新着の感想 ―
[一言] 歌詞のように韻を踏んだ印象的な詩に、とても惹かれました。 なによりまずタイトルが好きです。すごくオシャレ。 ArtはArtでしょうけど、その後の番号はなんでしょう。日付かなぁ? なんて、想像…
[一言] 作中には何も書いてませんが、なんとなくタンデムで峠をくねくね攻めてる感じがしました。でも置いてかれるのは自分なんですね。自分を平気で置き去りにして進む。若者って感じです。中高年になって思い返…
[良い点] 素晴らしいソネットです! 形式美だけでなく、内容も美しい。 掌編を読んだかのような読み応えもあります。 お見事です。
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