目的
分かりづらかった情景説明などを全て見直してあります。また1話から読んでいただいてもよりスムーズになりました。
二人は小型船のコクピットに乗り込んだ
「……」
「……」
二人はしばらく沈黙しながらガムを味わっていた
「…話を信じるか信じないか、聞いた後にどうするかも、俺は知らないぞ」
「じらしても意味ないことくらいわかるでしょ」
クルは目も合わせずに言った
「…………………あの老人は強化体の失敗体だ」
「……まあ薄々分かっちゃいたけどね。あの強さといい、痛覚の遮断も出来てたから」
「…地球にはああいうシェルターがいくつもあって、失敗強化体の始末に使っていたらしい」
「なんでそんな面倒なことを?」
「あの勲章を見ただろう。初期の頃、手術を優先的に受けれるのは、ああいう叙勲者や権威のある人間ばかりだったんだ」
ルードはいつのまにかガムを噛むのをやめていた
「故に簡単に抹殺…ともいかず、いつか治すという形式で外からしか開かないシェルターに隔離した」
「ケイさんたちは…」
「もちろん知っているだろうさ。…今の俺なんかよりもっともっと詳しくな」
ルードは後頭部に手を回した
「恐らくこういう闇は探しゃいくらでも出るだろうさ。けど、俺には関係ない。地球行ってこの身体の記憶を探して、俺の心のモヤを晴らすことのみ、だ」
クルはクルで目的を見つけたようだった
「なら私は私で、謎をどんどん解明していっちゃおうかなあー。この星にいても情報規制が厳しいから地球で好きなだけ知的好奇心を満たす!!」
「ふふん、クルの頭じゃ分からないことの方が多そうだな」
「なにを…」
「シッ」
ルードは指を立てて耳を澄ませていた




