~プロローグ~
プロローグと1話はグロ表現無いけど、その後少しあるかもだから注意!
「愛している……」
黒い霧の中から女の声がした。
「貴方の全てを愛してる……」
優しい口調の声がした。
「性格も、考え方も、体も、心も、綺麗なところも、醜いところも、愛してる……」
自分を主張するような言い方で、聞こえる声がした。
「貴方の全てが欲しい……」
少し強い口調の声がした。
「奪われるなら、いっそのこと、亡骸を、抱いていたい……」
恐怖を煽るような口調で歩みよるような声がした。
「そうだ……」
「貴方が他人から恐れられ、忌み嫌われる存在であれば……」
今にも人を殺しそうな、狂喜に満ち溢れた声がした。
怖くて、体から大量の冷や汗が出ていた。
自分が何をされる、知らない人……否、人かどうかも分からない存在にどうされるのか、未知への好奇心が、恐怖を上回ることは、無かった。
「…………いつか…………来てね。」
最後に声を聞く頃には、耳が声を拒絶して、内容の半分も覚えていなかった。
~そして、意識は、遠退く夢から現実へ覚醒する。~
2021年11月29日(良い肉の日)より
※投稿は 月曜日 水曜日 金曜日 土日の21時を予定しております
初めまして!くぼってぃーと申す者です。
初投稿がこんな作品になって申し訳ない!
プロローグと1話は、続けて投稿しますが、それ以降は、基本休日に投稿しようと思っています!つたない作品かもしれないけど、イヴァン(主人公)の最後を見届けてやってください!