第一章 登場人物紹介
第一章の主要メンバーの登場人物紹介です。
スポットキャラのトライエニアックスの同僚や部下のゲームクリエイター、タイルさん、ゴブリンやオーガーや魔神とかは入っていません。
板上創一郎
ゲーム制作会社、『トライエニアックス』のゲーム開発リーダー。専門はマップ構成、フィールドディレクター等。リーダーシップにあふれ、部下の信頼も厚い。理不尽な納期を押し付けられたスタッフ達の嘆願書を預かり、社長のいるT県の山奥に向かう途中、疲労で車の運転ミスをし、崖から転落死した。その後、彼は異世界で最強の戦士長『ウォール・カーサ』の息子、『ユカ・カーサ』として転生した。
ユカ・カーサ
板上が異世界で転生した、国一番の戦士と言われている戦士長『ウォール・カーサ』の息子。小さい頃から勇者に憧れ、そのスキルを手に入れる為に努力していたが、15歳の天啓の儀式で手に入れたのがこの世界では使えないと言われる非戦闘系ハズレスキルの『床作り』だった為、一時期は冒険をあきらめる。
しかし、普通の仕事が出来なかったので今度はスキルを使わず冒険者になろうとモンスター退治をするが幾度の死闘の中で元ゲームクリエイターだった前世の経験と記憶を生かし、ハズレスキルの床作りを自身の得意技、地面作成として使いこなし、オーガースレイヤーの称号持ちの一人前の冒険者になる。
エリア
ユカが『創世神クーリエの神殿』でクリスタルの封印から解き放った誰もが振り返るほどの美しい少女。最初は現代の言葉を話せず、たどたどしい古代語で会話していたが、冒険野郎Aチームのミリーのスペシャル講座で普通の会話程度なら出来るようになる。
実は世界でも歴史上数える程しかいないレザレクション『再生・復活』スキルの持ち主。謎に包まれた存在だが、多分古代のクーリエの巫女か聖女だと関係者達に思われている。
ウインドウ・カーサ
ユカの母親で元冒険者の凄腕魔法使いで少し早口気味にしゃべる。誰も見ていないと家事の手抜きに魔法を使うちゃっかり者でもある。父親のウォールとはかつて冒険者仲間だった。今は四人の子供を抱える肝っ玉母さん。エリアをモンスターに襲われたかわいそうな子供だと思い家に泊めた次の日、旧知のハンイバルを頼るようにユカに伝えた。
ルーフ・カーサ
ユカの妹で元気いっぱいな可愛い女の子。ユカの事が好きで構ってほしいと思っているが、冒険に出るユカを我慢して見送る。家に泊まった時のエリアに頭を撫でてもらったのをとても喜んでいた。
ウォール・カーサ
本編未登場。ユカの父親で誰もが認める国一番の戦士。100の魔軍を相手に一人で立ち向かいすべて倒した100体斬りの称号を持つ最強の戦士長。本来は叙勲や将校に値する能力の持ち主だったが無能な貴族に妬まれ厄介払いで辺境の国境警備に回された。
ハンイバル
一流冒険者パーティー『冒険野郎Aチーム』のリーダー。リーダーシップと鋭すぎる洞察力の持ち主で冒険者の腕は仲間達と一緒にレベル40【Sクラスモンスター】の『マスターリッチ』を倒す程。かつてはウォールやウインドウと共に軍で大活躍した。その後無実の罪を着せられた仲間達と脱走、軍を抜けて弱い者達を助ける冒険者として活躍中。
エーカー（フェイス）
冒険野郎Aチームの会計、糧食担当。冷静沈着な判断力で常に分析を行おうとする性格の理屈屋。料理が得意で材料はいくらでも現地調達が可能なサバイバルのスペシャリスト。元々は軍の補給班所属だったがハンイバルと共に無実の罪を着せられて脱走した一人。
アールバウト（コング）
冒険野郎Aチームの武器防具メンテ担当。武器制作等に長けていて金属の見極めができるマイスターでもある。喧嘩っ早く口調は乱暴だが仲間思いで正義感は強い。常人が一人で持てない程の重さの魔神の手首を一人で抱える事ができる怪力の持ち主。無実の罪を着せられて軍を脱走した。第二章で出てくるある人物と因縁があるらしい。
メートルック（クレイジーモンキー）
冒険野郎Aチームの偵察、斥候担当。凄腕のドラゴンライダーであり空で戦えば敵無し。軽薄に見える男だが情には厚い。空飛ぶ生き物ならどんな相手でも乗りこなせるライドスキルの持ち主。無実の罪を着せられて軍を脱走した。
ミリー
冒険野郎Aチームの紅一点。解析やトラップ解除担当。見た目はシーフやトレジャーハンタータイプの器用さや素早さに長けたように見えるが、彼女の本当のスペシャリスト能力は言語や考古学。かつては皇立アカデミーの首席で教授だったがハンイバル達と共に脱走してトレジャーハンターになった。
？？？？
薄闇色のフードに身を包んだ人物。その正体は一切不明だが、不可思議な力で『クーリエの神殿』を一瞬で崩壊させた。
これにて遺跡探索編の第一章完了です。
第二章はヘクタール討伐編になります。
