第二章 登場人物紹介 その他の人物
ゴーティ・フォッシーナ・レジデンス
レジデンス領伯爵でありホームとルームの父親。
元騎士団長だったが、公爵派貴族による汚いやり口に嫌気がさして団長を辞任。
その後は父であるラビリントスの後を継ぎレジデンス領の領主になる。
内政の手腕はとても高く、師匠であるボルケーノ大臣を尊敬している。
本人が妾の子であった事を自覚しており、家柄よりも本人の実力や人格を評価する好人物。
文武両道で眉目秀麗と非の打ち所がないが音楽の才能だけは皆無で演奏は壊滅的に下手。
アニス・ファーム
アジトの盗賊団に囚われていた村娘。
実家で家畜や番犬の世話をしていた事を伝えた事により、生まれたばかりのシートとシーツの世話をした。
それから伯爵の城まで付き添い、シートとシーツが開眼するまでつきっきりで世話をしてくれた。
その後は伯爵領で動物の世話をする仕事に就いているらしい。
ターナ・スミソニアン
凄腕の鍛冶屋の女性。
冒険者ギルドのある町で鍛冶屋を営んでいる。
気難しい性格で乗り気にならないと仕事をしないので普段はほとんど店を閉めている。
だが、ユカが持ってきた遺跡の魔神の古代金属ゾルマニウムに惚れこみ仕事を受ける。
そしてその後も盗賊団の住処から持ってきたレアアイテムを使い次々とS級装備を作り上げた。
ラガハース・フォン・フランベルジュ
グランド帝国 帝国軍騎士団団長。
かつてのゴーティ伯爵の部下で子爵。
炎の火薬庫と称される猛将で魔法や火攻めといった火炎攻撃を得意とする。
本来南方の魔軍討伐の為に騎士団を率いて向かう予定だったが、ゴーティ伯爵の伝書鳩による連絡を受け、急遽ヘクタールの屋敷に向かった。
ゾンビや食屍鬼、屍肉ゴーレム、巨大骨人形から一人の犠牲者も出さずに領民を守り抜いた名将でもある。
ヘクタール亡き後旧ヘクタール領の領主になり、ホームを領主代行に任命した。
流星の魔女
世界最高の魔法使い。
世界のどこかにある城で鳥の目を使って退屈しのぎに世間の様子を見ている。
本気を出せば一国を滅ぼす事すら可能な絶大な魔力を持ち、得意魔法はメテオフォール。
ゾンビや巨大骸骨をメテオフォールよりも低レベルのコメットフォールの魔法を使い、モンスターの群れを一瞬で壊滅させた。
ソークツ
盗賊団の副リーダー。
体力がずば抜けて高く超巨大な肥満体だがとんでもない馬鹿力の持ち主。
邪神像の持っている巨大戦斧を軽々と振り回して攻撃をしてくる。
全部の指にレジストリングを装備している為、魔法が一切無効化された。
ドークツ
盗賊団の副リーダー
体力は無く頭脳に優れた盗賊団の参謀。
魔獣使いの杖の力により自身より高レベルだった銀狼王やブランカを使ってユカ達を襲った。
アジト
盗賊団のリーダー
魔剣魂喰らいを持ち今までに997の魂を喰らってきた狂戦士。
邪神に魂を売った事により骨の欠片からすら復活する再生スキルの持ち主で不死身のアジトと恐れられている。
何度倒しても復活する強敵でホームの剣を折ったりユカを追い詰めるなど実力も最強クラスだった。
最後はユカの機転によって二度と這い上がれない底無し沼の中に沈んでいった。
カンポ
リットル村の悪代官。
村人を苦しめるのを楽しんでおり、就任する前にお化けカズラの種を水源地に埋めて村人に塗炭の苦しみを与えた。
最後はお化けカズラを焼き尽くされ、自身も持っていた食人植物の種の暴走によって木と同化された。
インチ
北西の村の悪代官。
ユカ達を騙し、見せしめの火踊りで処刑しようとする。
しかしユカが無事だった事に疑問を持ち鉄板を調べようとして自ら焼死。
村人には偽善ながら善政を布いていたのでその死を悲しまれていた。
ローサ・リャヌラ・パティオ
人間狩りのパティオの別名で呼ばれるパティオ子爵の令嬢で絶世の美少女。
純粋で真面目だが歪んだ教育を受けていて、それに何の疑問も抱かない子供。
ホームに一目惚れしてアプローチするが、あまりの歪んだ選民思想に拒否される。
その後自身の投げ捨てたリンゴが元になり、事変のきっかけを作ってしまった。
ホームに対し逆上して飛び掛かるが自滅して灼熱の鉄板で転倒し、二度と人目に出られない姿になってしまった。
カッツェーエ・ピノアルマセン・ヘクタール
ヘクタール領の男爵で先代ゲマーサ・ピノアルマセン・ヘクタールの息子。
ユカの父親ウォール・カーサの上司だったが、無能そのものと言える存在。
だが、平民に昇進や勲章といった名誉を与えたくない公爵派貴族によって戦争の英雄にまつり上げられた。
政治は苛烈そのもので領民を好き放題に殺していた。
自身の就任記念式典を兼ねた収穫祭に公爵派貴族を迎える事で出世を狙ったがユカ達にその野望を潰された。
その後死者の指輪でアンデッド化してユカ達を苦しめるがエリアのレザレクションで浄化される。
そして逮捕される寸前に重量過多で空いた大穴から死体置き場に落ちるが、謎の薄闇色のフードの男によって魔力を得た、彼に恨みを持つ屍達にむさぼり食われ、屍肉ゴーレムの核とされた。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
想定よりも二章が長くなりました。
次回から第三章がスタートします。
また、別作品で双子の姉妹が人生を入れ替えてやり直す悪役令嬢の小説
『運命のゆりかご・生き別れの双子令嬢は猫に導かれ互いの人生をやり直す』
をスタートしますので、そちらもよろしくお願い致します。