DJシロクマのラジオ番組! 冬ですよ
お便りは別の人が読んでいます
えー、皆さんこんばんは。
DJシロクマです。寒いですねー、北極程じゃあないけど……
この前、私やっと愛車のタイヤ交換しましたー。もう雪バリバリ降ってるからねー。
皆様もお早目に交換してください。雪舐めてると痛い目に遭いますからね。
ではでは……早速お便りの方を拝見しましょうー。
冬、そして年末はイベント盛りだくさんですからね。面白いオハガキが来てる筈……
えーっと、じゃあ本日の一番手は……
『マルチーズ大好きなの』さんからー
「シロクマさん、こんばんは」
はい、こんばんはー。
マルチーズ大好きさんは、マルチーズ大好きなんだねー
「私は、マルチーズが大好きです」
ぁっ……先に言っちゃったよ……まあいいか。
「そんな私は、サンタさんに頼みました。どうか愛犬の可愛い服を下さい……と」
ぁぁー、ワンちゃんに服着せてる人多いよねー。
一昔前は……なんか犬に服着せると健康に悪いとか言われてたけど……最近じゃあ、結構高性能な服もあるみたいですからねー。なんか体温調節を手伝ってくれるのもあるらしくて……ワンちゃんに服を着せるメリットが出来たのはいいですよね。一緒にオシャレできるし。
「んで」
ぁっ、ごめんよ。一人で喋りまくって……
「サンタさんから愛犬の服が届いたので、早速着せてみたんです。とても可愛くて、私……感動してしまいました!」
おおー、良かったねーっ
愛犬も……喜んでくれてるかな?
「もう私嬉しくて……テンション上がって、愛犬に鞭打ちの刑をいつもより倍増して……」
って―! ちょっと待って!!
鞭打ちって何?! 犬虐待してるじゃん、この人! 警察……警察を!
「愛犬もとても喜んでくれて……もう、旦那として見る事は無いな……と思ってます」
旦那?! え、ちょっと待って……愛犬って……人間の……
あぁ、そう……そういう特殊なプレイしてるのね。
まあ、なんだ。この番組、一応深夜だけど……青少年も見てるからね、そういうディープな世界のお便りは今後控えてね……っていうかスタッフ! こんなん読み上げるなよ! 分かるでしょ!
あー、最初から凄い世界を覗いてしまった……。
では次のお便り……えーっと
『雪の天然水』さんからー
「シロクマさん、こんばんは」
はいーっ、こんばんはーっ
「寒いですねー! ところで質問なんですが、南極と北極ってどっちが寒いんですか?」
むむ、これはよく聞かれるねー。
答えは……南極なのだよ。俺は勿論行った事ないけど……。
何故かと言えば、単純に南極には大陸があって、標高が高いんです。その上に雪が積もってるからねー。ちなみに富士山よりも高く積もってるもんだから……もう尋常じゃないくらい寒いです。北極は大陸無いしね。ただ氷の塊があるだけだし……。
「それで、もう一つ質問なんですが……シロクマさんはペンギンって食べるんですか?」
あぁー、これも良く聞かれるねー
答えはNOです。北極にペンギンいないんだなー、これが。
まあ、居たら食ってたかもしれないけど……ちなみに俺の好物はビーフシチューです。
「あ、これで最後の質問なんですが、シロクマさんはクリスマス、一人ぼっちですか?」
そうだよ! 文句あるか!
っていうか北極南極関連の質問から何でいきなり、ソロリマスの質問になるんだよ!
【カンペ:オチツケ】
うぅ、ディレクター……この後忘年会行こうぜ……
そして五次会まで付き合ってくれ!!
さてさて……では次のお便りは……
『キレイなお姉さんは好きですか?』さんからー
好きよー! キレイなお姉さん!
「しろくまさん、こんばんは」
はいー、こんばんはっ!
「年末といえば大掃除ですが、僕は絶望的に掃除が苦手です。しようと思っても、懐かしい漫画とか出てくると……読んじゃうんです」
あぁーっ、凄い分かる。
ベットの下とかから懐かしい漫画……いや、ベットの下ならもっと違う趣向の本が……
【カンペ;オイヤメロ】
イカンイカン……ベットの下に隠すとかもう時代遅れだよね……
今はもう隠し場所なんて……勿論PCの中だよね!
「この前も年末に向けて少しづつ部屋の掃除を進めようとしたんですが、スラム〇ンク完全版が出てきて……つい全巻読破してしまいました」
名作!!
いやぁ、それは仕方ないわ。読んじゃうのは仕方ない。
まあ、うん、それは仕方ない。
「それでも頑張って掃除を進めていると、とても懐かしい……昔の玩具が出てきたんです」
ほほぅ、なんだろう。昔の玩具。
俺が小学生の時に遊んでたのは……ミニ四駆とかヨーヨーとか……あとはスーパー〇ァミコンかなー。
「母親がくれた物なんですが、藁で作られた人形の中央に父親の写真が貼ってあって……」
ってー! 違う! それ違う!
君、それでどやって遊んでたの?! お父さん無事?! つーかお母さん! なんて物をあげるのよ!
「とても懐かしくて、また釘を打って遊んでしまいました。そしたら父親がチワワに噛まれたって帰ってきて……そんなわけで、今日も我が家は平和です」
全然!? 全然平和じゃないよ! 君の家庭、ドス黒い何かが渦巻いてるよ! お母さんを中心として!
っていうか、お父さん良かったー! チワワに噛まれたくらいですんで!
ま、まあ……その人形は早めに処分してあげてね。
そしてお母さんのストレス溜まってるかもしれないから、温泉旅行とかプレゼントしてみては如何でしょうか……。
さてさて……では最後のお便りかなー?
えーっと……
『赤いお鼻のサンタクロース』さんからー
ん? 赤い鼻ってトナカイじゃ……
「シロクマさん、こんばんは」
はい、こんばんはーっ
「今日は政治について語りたいと思います」
お、政治! いいね、最近若い人を中心に政治について語り合うのが多くなってきてるらしいからねー。
とてもいい傾向だと思うよー。やっぱり投票権が十八歳からになったのが大きいのかなー?
「私は常々疑問に思っていた事があって……」
ほほぅ、なんだろう。疑問を持つのは良い事だよー。
「なんで……リア充と私が同じ税金払わなきゃいけないんですか?」
……ん? え?
「目に入るだけでもイラっとくるのに、私、奴らと同じ税金を国に納めてるんですよ。おかしいと思いませんか? リア充は一般の人間より税金を十倍にすべきです。それだけ奴等は人に迷惑かけているんです!」
え、えーっと……その考えで行くと……君のお父さんやお母さんも税金十倍になるけど……ちょっとそれは可哀想じゃないのかなー? というか奴らも一応一般人だし……
「もう我慢なりません。せめて、リア充を見つけたら硬い物で殴っても罪にならない法律を作るべきです!」
ぎゃー! ちょっと待て!
それ本当になったら恐怖の時代くるから! ソロリマスの連中がこぞってクリスマスに金属バットを購入しだすから!
「でも、私も大人です。そんな事は不可能と分かっています。だから……」
おおぅ、ちゃんと分かって? るんだね。
「だから……せめてリア充は絶滅しろという呪いの言葉を贈りたいと思います」
分かってねえ!
一ミリも分かって無いよ! 君も頑張ってリア充になるんだ! 俺が言えた義理ないけど……ちゃんとリア充になって、税金十倍納めてね! そして君の来年の目標は彼氏を作る事だ! 健闘を祈る!
さてさて……今夜も非常にエキサイティングなラジオで……ん? 何? もう一枚?
えーっと……最後のオハガキがあるみたいです。何々……
「良いお年を!」
俺の最後のセリフ取るなよ!




