143/150
続きで、地獄。
毎日のメールは監視されているようだった。
元々冷え性で長風呂が大好きだった私にとって、お風呂は最高の贅沢。
ぬるくなるまで浸かって、その間にクロスワードをしたり雑誌を読んだりと楽しんでいた。
その為、ある日、
『ごめんよ。これからお風呂に入るね。体が汗でベトベトだから。長風呂だよ』
と送った。
ほかほかになって出てきた私の携帯が点滅していた。
慌てて携帯を開ける。
ここに書けない内容の、9通のメールが入っていた。
『まだ?』
『何で、返事くれないの?』
『お風呂なんて嘘なんでしょ?』
『おい、返事をセェや‼』
『無視かよ‼』
『うちを無視するなんて、エェ度胸やなぁ‼』
『解ったわ‼お前はうちをこんな風に思っとんやな⁉』
『同じような仕返しをしてやる‼』
『覚えとけ!』
だったと思います。