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黄金の国、日出ずる国などを言われている。
世界が領土争いや飢餓や疫病など多発していた頃、平和なんてなかった時代に圧倒的な技術、軍事力を持っていた。各国は連携し、その国を脅威を見なし攻め落とそうとした。結果、戦争にはならなかった、圧倒的な防衛機能により攻め落とそうとした側の兵器すべてが無力化、もしかは破壊されるだけだった。死傷者0名、戦闘意欲をなくした各国に対して報復を行うわけではなく、各国が抱えてる食糧問題や疫病、資源問題について協力を申し出た種族だった。
各国は、侵略されるのではないかと危惧していたが大使などを派遣し、その土地柄の文化などを尊重した行動を数多くとっていた為、黄金の民の精神文化は非常に高くそれを取り入れる国が多くあった。しかし、それを妬む国も少なからずいた。もちろん非協力的な国もあったが、以前とは比べものにならないほど技術や出生率、食料問題、免疫力が格段と上がった。
また徹底した鎖国に近い形をとっていた為、本国には他国の者は特別な地位や信頼されたものしか招かれたり入国は出来なかった。工作員や不法入国をしようとする者達はあとを立たなかったがどういうわけか必ず見つかり、気がついたら国境付近で意識を取り戻し、場合によっては強制送還されていたらしい。
つまりところ、とんでもない国だっていうのがわかる。
眠兎「それで飛翔さんと香月さんはその国の人たちって事?」
なんだかすごい国だなーと思った。だから私を助けてくれたのかなと思った。
恵那「恵那でいいよ…」
乃陰「俺も乃陰でいい…ていうか、今の話をしてもその反応ってことは本当にわかってないのか」
眠兎「あはは…あ、私も眠兎でいいよ」
2人は呆れつつも今がどういうご時世なのか教えてくれた。