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ガバッ!とベッドから飛び起き、機械に電源が入ってないことを確かめる。
「どういう・・・こと?今のは間違いなくゲームしていた・・・でも本来テスター期間中で自宅で出来ないようになってるはずなのに・・・」
私はただの夢として片付けようにも、夢本来の曖昧さや強制さを感じなかった。気味の悪さもあったけれど、次にテスターとしてログインした時に前回の終わった場所よりも進んでいたり、違和感があったら聞いてみよう…ただの夢かもしれないし…
見た内容をメモに残しテスト日まで保管しておいた。
数日間、テスト日まで連日ゲーム内の夢を見ていた。機械のコンセントも抜いていたけど、意味はなかった。見る度に内容をメモしておいたが、自分がこのゲームに対して面白いと思っているから見てしまっているのかなと思うようになっていた。
ここ連日ですでに、ゲームは進行し大きめの町に到着していた。捕縛した敵も引き渡し、早めに国境付近から国の中央に移動することを勧められた。当分の活動費などは、敵を捕縛したことや遺跡調査完遂させた事によって、当分の資金面はある程度心配はいらなくなっていた。これから近場の遺跡めぐりしつつ、手がかりを探していく流れだ。
はたして、ログインした時に進んでいるのか、それともただの夢なのか…私は気になった。
そしてそれを確認すべく、テスター部屋に入り、リクライニングソファに座りすぐにゲームにログインした。




