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24-

 リーダー各が綺麗に箱に詰められている状態で、かつ喋れないように猿ぐつわがされていた。乃陰が関節など折ったのか外したのかありえない方向に曲がった状態で詰められていた。痛みがあってもおかしくないはずなのだが、目は死んでおらず睨みつけていた。


乃陰「顎を外し、歯に仕込んでスイッチみたいなものも抜いておいた。痛みを一時的に遮断する秘孔を押してある。また内気功も練れないようにしたから大丈夫だ」


恵那「乃陰の容赦無さは会った時から知ってるけれど、眠兎や討伐隊のみんなはドン引きだよ。」


 やっぱりやり過ぎだったのか…あの時の尋問もやばかったから恵那くんがあの場所から遠ざけてくれたわけなのね…ていうかそういうことを知ってるあたり乃陰の経歴を詳しく聞いてみたくなってきた。


眠兎「乃陰は昔、何していたの?」

 聞かれた乃陰は肩をすくめながら

乃陰「いろいろさ、生きていく上で、ほんといろいろ」

恵那「僕も乃陰の昔のことは知らないんだよね」

乃陰「んなことよりも、準備はできてるならさっさと行こう」


 あまり聞かれたくない感じなのかな、無理して聞くような事でもないか

 私たちは、輸送車に乗り込みとなり町へと向かった。輸送車は大きく、中はかなりスペースがあった。来るときはこの中に討伐隊が乗っていたが今は、生き残った人たちと荷物などで収容されていた。

 輸送車は3台あり、車両ごとに荷物や町で生き残った人たちが乗り込んでいた。催行日の車両には私達と捕らえた敵、そして見張りの討伐隊の隊員数名という形になった。


 町の人が乗っているため、舗装されていない道を来た時のように速度を出さないがそれで早かった。こういうのを個人で所有して旅をしたら楽だろうなと思ったので2人に聞いてみたら、相当お金がかかることがわかった。

 外の流れる景色を見ながら眠気に誘われて私はウトウトして、眠ってしまった。討伐隊の人も寝ていればすぐに着くだろうし、眠くなったら寝たらいいと言われたのを思い出し、私は窓にもたれかかり眠った。

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