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 画面が表示され、上部から下部に向けて文章が断片的に一行ずつ表示された。文章の左側には性別、推定年齢、距離が書かれていた。会話を拾って文字化してるのがわかった。画面右下には、現在の拾えている人数、索敵範囲距離と思われるものが表示されていた。

 この服というか、この耳やばい。明らかに盗み聞きじゃんこれ…少し罪悪感を感じつつもこの国や今いる場所のことをわかっていなかったので背に腹はかえないでしっかり活用することにした。


 少し待っていると画面上に想像以上の文章がわんさか更新されていった。話し言葉をそのまま文章にしているわけではなく、単語そのものが流れてくる仕組みになっていた。気になる単語に意識を集中するとその単語がマークされ画面に新たにタブが追加されその単語について何か読み込んでいるような感じだった。

 新しく出来たタブはそのままにし、流れてくる情報をぼんやりと見ていた。その中で共通するのは「世界の敵」に対して恐怖を抱き、今いるここもいずれ戦火に巻き込まれるから危ないということだった。あと度々「壁」という文字が表示されていて、先ほどタブで読み込みをさせていた事に気が付きタブを表示させた。

 表示されたタブは断片的な単語ではなく、整理された文章だった。辞書のように詳しく書かれているような風だった。直感で拾ってきた情報から形成されているのがわかった。


 こういった機能がこの服にあることもなんとなくわかっていた。ただ詳しい機能やどういったものかはあまり思い出せなかった。多分使っているうちにわかるものだろうと感じた。

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