表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/14

志賀早月〈1〉―遭遇:Detection―

えー、何ていうか書き改めました。はい。

 幼い頃から余計なものばかり見ていた。

 それは他人には見えず、理解しがたいもので、それは血の繋がった家族にもそうだった。

 おかげでいらない苦労ばかりしたように思う。だって、他人と違うということはそれだけで悪だから。周りと違うということはそれだけで罪だから。だから、見えても気にしてはいけない。気付いても気にしてはいけない。あくまで普通でいないといけない。周りと一緒でなければいけない。

 自分は、あくまで背景だ。

 それでも、それを続けていくことは出来なかった。

 ただの偶然。

 俺の生き様はたまたま、変わることになってしまった。






◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆






 その日、志賀早月(しがさつき)は、たまたま母親にお使いを頼まれた。面倒と思いながらも近所のスーパーまで足を運ぶ。さっさと用を済ませ、家まであと少しのところまで来た時、大気が震えた。

「ウォオオオッ!」

「っ!?」

 耳をつんざく咆哮。早月は身を竦めて耳を塞ぐ。

(なんだ?)

 普通ではない。日常でこんな獣じみた音を聞くことなど有り得ない。

 そして気付く。道行く人の視線。身を竦めて辺りを見る早月に怪訝な顔を向けている。

(ああ、またか……)

 いつものことと割り切って、早月は再び歩き出した。

  獣の叫びはなおもどこからか響いてくる。自然、歩調が早まる。穏やかな雰囲気は微塵も無い。

 不意に、叫びが消えた。

 手のビニール袋の擦れる音がいやに耳に響く。

 人がいない。

 背後に、何かがいる。

 明らかに人のものではなかった。

「ウルルルルル……」

 振り向くとそれは唸っていた。

 街中にいる動物としてはあまりに大きい。ライオン程の大きさがある。何より、その容貌が異様。

 人の顔を持ったライオン。

 頭は人、体はライオン、尻尾がサソリの怪物。

(なんだよ……これ……)

 緩慢な動きで怪物が一歩踏み出す。

「……あ?」

 間抜けな声と同時に早月はその場にへたり込んだ。

腰が抜けて動けない。

 怪物の口から涎が零れる。

 喰われる。

 思った刹那に、朗々としたソプラノが響き渡る。

「【My blood is creation invader】」

 怪物が顔を上げ、それにつられて早月も顔を上げた。

 空高く舞っている少女。

「【Iron】」

 少女の手に光る鉄片。

「【Obey My blood,】」

 黒く豪奢なドレスと銀の長髪がたなびくその姿は勇ましく、

「【rip to pieces a harm 】」

 白い肌を血で赤黒く染めるその姿はとても印象的で、

「【Bloody sword・HAZAKURA】」

 鉄片に血がまとわりつき、赤黒い刀に変わる。

 着地と同時に一閃。

 グチャリという音と同時に怪物がバラバラになり、辺りに血が飛び散る。

「依頼完了」

 そう呟いたその顔は、早月にとっての日常だった。



英語の部分はかなりいい加減です。なら使うなという話なんですけどね……。でも、使いたいっ!

英語が間違ってるとかあれば教えてもらえると助かります。

評価、批評、感想、待ってます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ