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未定  作者: 大倉
崩落、聖戦、■■
47/50

忘れていい事、ダメな事

気づけば、年が明けてからもう三か月も経った。制圧からは五か月ぐらいか。


…私が最初に神としてした事は、皆に事情を説明する事だった。結局、二日ぐらいは説明し通しだったか?


今回、負傷者は数多く居た。その内何人かは後遺症も残るそうだ。だが、死者は……




…これは幸いな事だ。あれだけの激戦で、犠牲者が数える程すら出なかったんだから。…そう割り切る事にした。


あの後、どれだけ探しても唯は見つからなかった。「花弁になって消えた」なんて、私でも信じたくない。


後悔は終わらない、そういう物だ。分かってる……




…私がどの立場に収まるかについては、未だに決めあぐねている。何せ「神」という立場はあまりにも面倒だからだ。


……法則の言う事が確かなら、本当に大変なのはこれからだ。それが何時なのかは分からないが、私はただの一兵卒では居られないだろう。


天道と凜が相談して、アウトサイダーと魔術局を合併して、そこの頭を私にする予定ではあるらしい。


ただ、これは追々で、当分は今のまま運営していくそうだ。だから、これから数年間の私は暇人という事になる。


多分最初で最後の休暇になる…のかもしれない。


ヴォイにも挨拶はしてきた。曰く数十年後には消えてしまうらしいが、それまでは私のサポートをすると言っていた。




神になった事による私の変化も書き連ねておく。


まずは魔力が無限…正しくは実質…になった。これは私の血…つまりは魔力が、「不滅」の力で変化しなくなったからだと推測している。…少々奇妙だが、成立しているのだからそういう物なんだろう。


それに付随して、装束の発動がノーリスクになった。装束最大の弱点である「発動後の魔力切れ」を無視できるようになったのは大きい。


そして、不滅の力。…まだ私も理解が浅いが、今の所はかなり良い物だと思っている。


適用した物自体を一つの物と定義して、それが欠けないようにする……まあつまり、今の私にはどんな攻撃も通らないという訳だ。例外はあるかもしれないが、今の所は大体の攻撃を弾けている。


…これは他者や他の物にも適用できたが、どうも精度が落ちるし、私からある程度離れると効果が切れ、おまけに再度適用できなかった。…時間経過でまた出来るのかもしれないが、今の所は出来ていない。


後は…全体的に魔術の精度が上がったぐらいか。




「……こんなもんでいいかな。」


――――

河原に寝転がっている渚が、手帳を格納庫にしまう。

――――


…結界が消えてるからか、風通しが良くなった気がする。多分気のせいだけど。


ヴォイの話が私にも適用されるなら、これから先数百年は生きる事になるらしい。…色々と、覚悟は決めておかないとか。


あー面倒だ。本っ当に面倒だ。こんな嫌な気持ちを何度も何度も味わわなきゃいけない。


……嫌だな、本当に。


「んしょっ」


――――

渚が体を起こして、歩き始めた。

――――


…何から手を付けようか。これから起こる事への予防、世界の拡張、裏世界の探索……今すぐに手を付けられる事は無いか。


まあいい、気長に行こう。時間はあるらしいから。

と言う訳で事実上の最終話です


これからは1.5章の話を幾らかして、2章に移ります

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