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未定  作者: 大倉
崩落、聖戦、■■
45/50

XIII:この世界の在り方について・法則

……あれ?


草原…黒くない、私が居た所とは違う場所…?


「こんにちは。」

誰だ――


…声が出ない?


「ここに呼べたのは君の魂だけだからね。今は、僕の話を聞いてくれるだけでいいよ。」


私の声は聞こえてるか?


「それじゃ、話を始めるよ。」


…聞こえてなさそうだな。




「まずは自己紹介から、僕は「法則」」


法則…


「もう少し言うなら、「法則」の神権を持ったモノかな。」


神権?


「僕は君に神権を渡す為にここに呼んだんだ。まあ、今回は魂だけなんだけど。」

「君の身体は…今は殆ど死んでるね。でも、すぐに保険が動くから、ここを離れた時にはもう動けるようになってると思うよ。」


「…さて。君はたった一人、自分の力だけで神を倒して見せた。」


は?


――――

渚の威圧が届いたのか、法則は少しだけ驚いた様な顔をした。

――――


「…ごめん、そういうつもりは無かったんだ。…混沌に言われた事忘れてた…」


「げふん。…君は人として、神を倒した。それは、どの世界でも類を見ない事だ。」

「僕に全能、祝福…それと破損もかな?これほど多くの神と関わった人も、中々稀だ。」


「そして、僕が全能と交わした契約も果たされた。"君が神を倒す"…まあ、相打ちではあったけどね。」


全能……もしかして、天使を生み出してる…


「さっきも言った通り、君はこれから蘇る。という訳で、君はどんな神権が欲しい?」


……話せないんだが。


「…あ、話せないか。じゃあ、原型だけ渡しとくね。」


――――

渚の中に無かった何か(・・)が、新たに差し込まれた。

――――


「…さて、これを渡す上で…もう渡しちゃったけど…僕と一つ契約してほしい。」


何だ…と言っても聞こえてないか。


「時期は問わない、方法も問わない。いつか僕を殺す、これだけさ。」


…理由は知らないが……良いだろう。


「…お、受けてくれたみたいだね。それじゃ、君の魂を身体に戻すね。」


――――

渚の体に、どこかへと引っ張られる感覚が生じる。

――――


「それじゃあね。君の世界が安定したら…次の段階に入るから、精一杯頑張ってね。」

「…一千は終わって、次は二千。三千世界はいつの事やら……」







痛い……体は…動きはするか。


……静かだな。


「――はっ…」


……体を起こすのでやっとか。…あー、セトラが消えてる……保険、か。


「ふうっ、」


体はズタボロ、魔力は搾りカス…ま、死んで無いだけ…いや死んだのか。まあ、今生きてるだけ…


……生きてるだけ…か………


「………」


…落ち着いても、涙一つすら出ないか。まあ、泣いても唯は喜ばないだろ。




……私が倒れなければ、私が動けていれば、私が…私が………


「…法則、聞いてるか?」


――――

それは独り言では無い。

――――


「「不滅」だ。私はそれでいい。」


――――

渚の中に差し込まれた何かが、形を変えた。

――――

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