VII:古代兵器…?
「なにあれ」「なんだあれ」
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渚と唯は同時に口を開いた。
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山の様な形をした大天使と、剣…?を持った機械が戦っている。――もしかして。
「凜、あれは?」
「枯沢さんが持ってきた、SCって物らしいわ。詳しくは聞いてないけど。」
やはり、私がアルケーに持ち込んだ機械に似ている。だが…少し大きいか?
『来たか!私が囮になってる、さっさと倒しな!』
確かに、大天使が撃っている光はSC…に向いている。
「【二十一つの星】!」
大天使に剣を刺…いや弾かれた。さっきのとは違ってかなり硬いらしい。…でも大型なら煤で行ける。
…!
「凜とブエル防御できるか!?」
『「【結界光】!!」』
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渚の指示で結界が展開された直後、大天使が蝶番が付いた扉の様にして開き、そこから大小の光が飛び出した。
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「渚はブエル達の援護!」
ウァサゴ……いや、
「ここは装束を切る!」
「切るな人を頼れ信じろ!」
……それもそうか。
『渚ちゃん手伝って破られる!』
「了解、【結界光】!」
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三人の結界で大きな光を防ぎ、漏れた小さな光を他が叩き落す。
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「…そろそろ何とか出来ない?!」
『待たせたね!』
SCが、剣ではなく何か細長い物……前にエリオンで見た物に似ている……を持ってきた。
『期待しときな!』
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SCがそれを構え、撃ち放った。
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あれ…魔術か???その気配はするが……
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大天使が光を放つ箇所に、小規模な爆発が起こり、光が弱まり始めた。
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「…あー!あれ術式回路か!」
「高級品を随分と雑に…」
恐らく焔系統の術式回路が、放たれた弾に刻まれていたのだろう。
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光が完全に止まると同時に、大天使の体が大きくなり始め、更に全身から光が漏れ出始めた。
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「畳み掛けろ!」
…私は光の方対処するか。
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無数の剣が光に衝突し、対消滅していく。
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撃ち漏らしは盾で何とかするか。
…こういうのは、多勢に無勢と言うんだろう。図書館にある本の中には、もっといい例えがあるかもしれないが…まあ、多勢に無勢が一番だと思う。
それに、第四形態にならなくて良かった。
「進軍再開!」
『私は一回戻るよ。まだ調整しきれてないんでね。』
「早めに戻れよ!」
そう言って、綾は一度引いた。…また大型が来ないといいが。
銃弾ってよりかはグレネードみたいな




