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残念勇者R 〜残念な勇者が若返り再び異世界を救う!?〜  作者: 明日は五月雨
ドラゴンの女王編
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第七十三話 ドラコとアサオ②(この猫耳おじさんぶっ●したいけどいいよね、答えは聞いてない(`ω´ )o!)


 ジンがミイナにドキドキしている一方、【ドラゴン王国】にいるアサオとドラコにも変化があった。


「アサオ、よしよしなの」


「ごろな〜ご♪」


 ソファに座り、ドラコに膝枕されながら体を丸めて野太い声で鳴き、気持ちよさそうに目を細めながら頭を撫でられるアサオ。

 あんなにドラコを警戒していたのに、2人の間に一体何があったのか。

 その答えは目の前にあるテーブルの上やドラコ自身にあった。


(やっぱり『ちゅ〜る・ド・ラゴン』と『マタタビDX』の組み合わせは最強なの)


 ドラコの視線の先、テーブルの上には空の皿がニ枚と食べかけの皿が一枚置かれている。

 その皿に乗っている食べ物こそ『ちゅ〜る・ド・ラゴン』という最高級の猫のエサだ。(※お値段一個、金の延棒十本)

 どんな獰猛(どうもう)な猫型の魔物でも食べるだけで、長年飼っていた家猫のようにすぐ(なつ)く、そんな効果を持つ食べ物をドラコは三個アサオに与えた。


「アサオ、これを食べるの」


「こ、これは!?」


 テーブルに置かれた食べ物を凝視して固まるアサオだったが、それは一瞬だった。


「な〜〜〜!!」


 野太い声で鳴き、まるで本物の猫のように四つん這いで皿に駆け寄るアサオ。

 するとどうだ、アサオは警戒など忘れてちゅ〜る・ド・ラゴンをガツガツ食べ始めたではないか。

 予想通りの結果に、無表情だったドラコの口元は横に細く広がった。ような錯覚を自身で感じた。


(ふふふ、アサオとても嬉しそうなの)


 内心スキップしそうなくらい喜びながら、一つの瓶を手に取り、中の液体をしゅっ、しゅっと自身の体にかけるドラコ。


(これでもう、アサオはドラコに夢中になるの)


「!? な、な〜!」


 ちゅ〜る・ド・ラゴンを秒で二皿食べ終え、言語を忘れたアサオが野太い鳴き声を出しながらすんすん鼻を動かしてドラコに反応する。

 それも当然、今ドラコが体に振りかけたのは『マタタビDX』というこれまた最高級の対猫用香水だったからだ。(※お値段一瓶、金の延棒五十本)

 その香ばしい匂いに釣られて、ちゅ〜る・ド・ラゴンを食べるのを止め、目を見開きじ〜っとドラコを凝視するアサオ。


(見てるだけなの? アサオ、もっと反応して欲しいの)


 視線は向けるが何の反応もないアサオを確かめるように、ドラコはアサオのいるソファに移動して、警戒されないように念の為少し離れて座る。


(もしかして、呼びかけたら来てくれるの?)

 

 移動中からじーっと見ていたアサオに体を向け、ドラコは両手を広げ、首を少しだけ傾けながら聖母のような優しい声で呼びかけた。


「アサオ、こっちにおいでなの」


「!? な〜♪」


 案の定野太い声で嬉しそうに鳴き、ドラコの胸に飛び込んだアサオ。その顔は警戒していた時とは違い、まるで母親に甘える子供のようにリラックスしていた。


(やったの!)


 ドラコの顔は無表情だったが、内心嬉しさがいっぱいで溢れていた。


「アサオ〜」


「な〜♪」

 

 名前を呼ぶと野太い声で子供のように鳴き、甘えながら豊満な胸の谷間に顔を埋めるアサオと、その頭をぎゅと抱きしめるドラコ。無表情だが、その口元は横に広がっていた。ような錯覚をまた感じた。

 

 この事がきっかけとなり2人の中はより深まっていくのだろうか。

 つづく。


クリスマスが終わった。


あとは年末、お正月や^o^

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