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残念勇者R 〜残念な勇者が若返り再び異世界を救う!?〜  作者: 明日は五月雨
ドラゴンの女王編
70/86

第六十七話 まるでスクールアイドルのような円陣で(嫌々)カチコミに行くぅ(´・ω・`)

「うるさい、当然だろウサ!」


 まだ自己紹介もしていないのに、ウサ耳少女からドロップキックをお見舞いされた。


「いつつ、痛ってぇな!」


 だが大したダメージはなく、すぐ起き上がって反射的に殴ろうとする。

 が、ウサ耳少女が視界に入った途端に動きを止めた。


「こ、これは!!」

 

 雪のように白い髪をツインテールにしてウサ耳をより強調するようなヘヤースタイル。very good!

 ルビーのように赤く、ルビーのような輝きを放つパッチリお目々。amazing!

 そして何より、お尻からちょこっとはみ出ているもふもふのまん丸い尻尾。highest!


「素晴らしい。この体はもはや芸術の領域」


「キモいウサ、いつまで僕の体をじろじろ見てるウサ!」


「ぶっ!!」


 ただ芸術観賞をしていただけなのに、またもやドロップキックされた。

 ただし今度のは威力マシマシ、衝撃少なめだったので、その場で倒れて痛みで転げ回る。


「痛ぇええええ!」


「リンリンちゃん、こんなやつ本当に連れていくのかウサ?」


「もちろんです、ねえお父――ミイナ様」


「ええ、性格はともかくジンは主戦力よ、アザセルと一緒に城で待つなんて勿体無いわ」


 ピクピク。

 

 嬉しい言葉に耳が反応して、転げ回っていたのがピタリと止まる。

 ミイナから正式にメンバー入りを認められた!!

 他にもアザセルさんが城で待つとか言ってたが、すぐどうでもよくなる。

 

「やったぜ!」


 痛みを忘れて横になったまま、伝説のポ◯モンゲットしたトレーナーのようにガッツポーズをする。

 最近よく引かれていただけにめちゃくちゃ嬉しい。

 

「嬉しい、嬉しすぎる」

 

 嬉しすぎて今ならなんでもできそうだ。

 例えば空だって自由に飛べたり、ポ◯モンリーグに優勝したり、巨大な隕石から地球を救ったり、ミイナに告白してオーケーもらえたり!!

 

「とりあえず告白だけでもやってみよう」


 え、いつの間に起き上がったの!?

 と、驚かれてもおかしくないくらいのスピードで素早く起き上がり、イケメンパワー120%でミイナに告白した。


「ミイナ、俺、お前の事ずっと好――」


「モタモタしてないで早く出発してください、こうしている間にも陛下は、陛下はドラコに生贄にされているかもしれないのですよ!」


 アザセルさんの必死な声で、俺の告白はかき消される。

 アザセルテメェ! なんで邪魔した!

 俺はアザセルさんを睨みつける。

 が、アザセルさんは僅かに眉毛を上に動かしただけだった。効果はいまひとつのようだ。


「……そうね、アザセルの言う通りだわ」


 俺がアザセルさんを睨みつけていると、ミイナが拳を前に突き出した。

 と、同時にリンリン、天使、おじさん、ウサ耳少女が同じように拳を突き出して五角形を形成した。

 は? なんじゃこりゃ!?


「え、え!?」

 

 突然の行為に、わけもわからず俺は混乱する。

 

「ほら、ジンも早く拳を出しなさい」


「ジンくんのはここに出してね❤️」


「ジン様、拳を前に、ですよ」


「遅いウサ、とっとと拳を出すウサ」


「お、おう」


 催促されたので、とりあえず拳をみんなと同じように出す。

 これで六角形となったが、一体何が始まるんだ?


「『ドラゴン王国』にカチコミに行くわよ、覚悟はいいかしら?」


「「「「サー、イエッサー!!」」」」


 ミイナの言葉に、俺を除く全員が答えた。


「ミイナ隊ーーーーーーーー!!!」


「「「「ゴーーーーー、イエッサーーーー!!!」」」」


 俺を除く全員が叫ぶと同時に、拳をガチンとぶつけ合う。


「え、ええええええ!?」


今日から12月

1年経つのが早すぎる(*´ω`*)

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