戦闘開始。初めての殺人
幸太郎はすでに計画を練っていた。幸太郎の最大MPは16。
さっき1体ゴーストを呼んだ。呼べる戦力の合計は
ゾンビ2体とゴースト3体。最初に呼んだゴーストは、あと数分動くはず。
これでやるしかない。あの少女を助けると決めた。
幸太郎は現状を確認した。木のところへお頭の死体を運んでいるのが1人。
こいつを不意打ちで殺す。馬車のそばに1人、あとの3人は
馬車の向こうへ死体を取りにいった。ここしかない。
幸太郎は拾った剣を握る。そして、木のそばの盗賊の首へ
思い切り剣を振り下ろした。
幸太郎の手に嫌な感触が伝わった。何かがブチブチと切れる感触もあった。
盗賊の首から勢いよく血が噴き出す。吐きそうだ。
だが、幸太郎はひるまない。檻の中で待っている人がいる。
「『コール・ゾンビ』! 『コール・ゴースト』!」
幸太郎はゾンビ2体とゴースト2体を呼んだ。これでMPはゼロだ。
馬車のそばの盗賊が気が付いた。怒声を上げる。
どうしてもこいつだけは自力で倒す必要がある。
だが、やるしかない。
ゾンビに2体1組で馬車の向こうの1人を殺せと命じる。
ゴーストには残り2人の顔のあたりに巻き付くように飛ぶイメージを与えた。
馬車のそばの盗賊が怒りの声をあげて走ってきた。
正念場だ。
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