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条件は満たした


「おい、仲間の魂は確かに成仏させてくれんだろーな?」





「もちろんですよ。魂を強制的に成仏させる魔法は


ネクロマンサーのもっとも基本的な魔法です」





「うーん・・・。まあ、仲間の魂さえ目の前で成仏させてくれるんなら


死体は譲ってもいいかって話になった。ただし! 一つ条件がある」





「なんですか? 生き返らせることは不可能ですよ?」





「そんな無茶なことは言わねえよ・・・。


実はさっきの戦いの中でお頭が死んじまったんだよ。


そこでお頭と話がしてえんだ。お頭しか知らないこととかあるし、


今後どうするべきか、とかな。


お前、ネクロマンサーなら死者と交信できるんだろ?」





「なるほど。了解です。お安い御用ですよ。


・・・ん?・・・後ろの檻は・・・?」





幸太郎はゆっくり檻のほうへ歩きだした。ここは賭けだ。





「おう、この娘は人狩りのさらってきた獲物のようだ。


今は俺たちの戦利品だぜ。こいつはやらねえぞ?」





幸太郎はゆっくり檻へ歩いて近づくと、檻のまえでしゃがんだ。





「ははは、いりまんよ。先ほども言いましたが


生きてる者には用はありません。


・・・ほう? なかなか可愛い顔をしている。


これは高く売れるでしょう」





必要条件の残り2つを満たした。あとは盗賊をコントロールするだけだ。








(C)雨男 2021/11/08 ALL RIGHTS RESERVED





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