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上演開始


(しかし、どうやって5人もの盗賊を殺す?)





幸太郎はまともに戦って5人も倒せるようなスーパーマンではない。



スペースオペラの主役になれない。危機一髪も救えない。








『芝居』が必要だ。これが幸太郎の結論だった。








幸太郎は立ち上がると拍手をしながら、ゆっくりと出て行った。



盗賊が一斉に幸太郎を見る。最初の難関だ。





「なんだあ? てめえ! 変な恰好しやがって」





「私ですか? 私は・・・。まあ、お見せしたほうが早いでしょうかね。


・・・『コール・ゴースト』!」





幸太郎の横に青白く光るゴーストが現れる。





「お前! まさかネクロマンサーか!?」





「そのとおりですよ。もうお分かりですね? 


私は生きてるあなた方に用はありません」





「じゃあ、いったい何の用で・・・」





「あ、もしかして、お前この死体が目当てなのか?」





「ご名答。私はここに新鮮な死体が大量に生まれたのを知って


急いでやってきたのですよ」





最初の関門は突破できた。いきなり襲われたらそこで終わりだった。



幸太郎は背広に感謝した。カルタスが幸太郎を貴族と勘違いした



この恰好が相手を躊躇させた一因なのは間違いない。



しかし、問題はここからだ。『盗賊の信用を得る』










(C)雨男 2021/11/08 ALL RIGHTS RESERVED







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