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正体は盗賊と人狩り


「おい、見ろよ! 上玉だぜ!!」





5人の盗賊たちが歓声をあげる。





「さっそくやっちまおうぜ! 可愛い顔してんじゃねえか」





盗賊は檻のなかへ、下卑た視線と品の無い声を向けた。





「まてまて、こいつ生娘じゃねえか? だったらこのまま売ったほうが


高値がつくぜ? こいつ1人まわすよりも売った金で娼婦を


とっかえひっかえ遊ぶほうが楽しくねえか?」





「おお、冴えてんな! いい値がついたら一度に娼婦2人なんてことも


できるかもしれねえ。たまんねえなあ!」





盗賊がみんな檻のほうへ集まったので、幸太郎はより近くまで接近できた。





「まったく、お頭がやられたときは、


人狩りなんて襲うもんじゃねえと思ったが・・・」





「ああ、人狩りの中に恐ろしく強ええ奴がいたな。


まさかお頭と互角に戦えるどころか、逆に倒してしまうとはよ」





「でも、そのおかげで奴も血だるま、息もゼーゼー。


後は楽だったけどな。ぎゃははは」





「俺はもうこりごりだぜ。こっちが14人で人狩りが6人なのに


9人も仲間がやられた。実入りはいいかもしれんが危なすぎんぜ」





(そうか・・・こいつらは盗賊で、襲われたのは人狩りなのか・・・)





幸太郎は嫌な気分になった。










(C)雨男 2021/11/08 ALL RIGHTS RESERVED







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