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異世界徒然行脚 『Isekai Walking~nothing else to do~』  作者: 雨男
ネクロマンサーとガイコツの森
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あわせる顔がない


「私にも『復活』のスキルがあれば、


せめて仇は討ってやれたかもしれませんが・・・」





「あれはそんなに便利なものではありませんよ。先ほども言いましたが


一度死ぬと1時間くらいは目覚めません。その間は完全に無防備です。


状況が悪ければ、目覚めた瞬間にもう一度、本当に死ぬだけです」





「そうですね・・・。世の中そんなに都合のいい話はありませんか・・・。


いや、それでも、こうして幸太郎様とめぐり合って、


あの4人もやっと天へ旅立つことができるのです。


悪いことばかりでもありませんね」





「・・・もしかしたら、あちらの霊界でエミール殿下とマーガレット様が


お待ちになっておられるかもしれませんよ?きっと再び会えると思います」





「再び会う・・・ですか・・・。しかし、我々は殿下とマーガレット様を


お守りすることができませんでした・・・。


正直、今さら殿下とマーガレット様には会わせる顔がございません・・・。


とんだ恥さらしです・・・」





「いいえ、そんなことはございません。


殿下はきっとカルタス殿と会いたいはずです。


私が保証します。この5人の騎士が命がけで戦った、


その至誠、必ずや殿下のお心に届いているはずです」





「幸太郎様・・・。ありがとうございます」カルタスはうつむいた。





その時、幸太郎の体が白く光ると、



小さな光の玉が2つふわふわと飛び出してきた。










(C)雨男 2021/11/07 ALL RIGHTS RESERVED








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