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異世界徒然行脚 『Isekai Walking~nothing else to do~』  作者: 雨男
ネクロマンサーとガイコツの森
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陛下にバレる?


「もちろん、コルトの馬鹿はこれで確実に時期国王だろうし、


王妃殿下はマーガレット様が王妃になる可能性を阻止できたわけだ。


大臣どもも利権獲得に忙しいだろうけどよ・・・」





「それもこれも、バルド王国が安泰ならば、の話だな。


おそらくすでにコルトの次の国王を誰にするかで貴族どもは


私生児の奪い合いを始めているだろうさ」





「誰か一人くらい、いないのかよ・・・王国の将来を憂うやつは・・・」





「国王陛下がいるだろう?」





「たぶん・・・今回の暗殺で希望を失って、早死にすると思うぜ?」





「まぁな。表向きは視察のさなか、盗賊に襲われて・・・と


発表されるだろうが、騎士団は当然気づく。


『カルタスを倒せる盗賊などいるものか』とな。


エミール殿下の護衛のうち4人が新人だったという話も当然広まる。


通常、最低12名の護衛がたった6名だったこともな。


誰がそんな決定を下したのか? 責任のなすりあいが始まるが、


王族の護衛を左右できる人間など数が限られている。


その結果、国王陛下はあっさり気が付くだろう。


これが『暗殺』で、誰が指示したのかを」





「え? おい、それってまずいんじゃないか・・・? 


暗殺を実行したのが誰か、陛下にバレるんじゃないのか?」





「そうだな。バレるだろう。そもそもカルタスを倒して


王子を暗殺できるやつらっていったら、国王陛下は真っ先に俺たちを


思い浮かべるだろうな。国王陛下が俺たちを招集したら一発でバレる。


なにしろ現在3人しかいない。『いち』や『にー』もいないし。


そもそも俺たちは『王室付き暗殺部隊』なのだから


招集を拒否できないしなあ」





「おいおいおいおい・・・まずい、まずいぞ・・・」










(C)雨男 2021/11/07 ALL RIGHTS RESERVED








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