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異世界徒然行脚 『Isekai Walking~nothing else to do~』  作者: 雨男
ネクロマンサーとガイコツの森
43/1065

霊感オン!


「うーん。全く亡者はいないな・・・」





幸太郎はかなり森を歩いて回ったが、まだ一人も亡者は見ていない。



仕方ないので、ちょっと岩に腰を下ろして『飲料水』を唱えてみた。





「うまい。生き返るな・・・。でも近いうちに何か容器を


手に入れないとなあ」





次に『時計塔』を唱えた。地面から時計塔が生えてきた。





「ふーん。30センチ四方の正方形・・・高さは120センチってとこか」





幸太郎は自分の手で大まかな大きさを測ってみた。



時間は11時を指している。



ここで初めて幸太郎はステータス画面を呼び出してみた。





「レベル1・・・HP3・・・MP5・・・」うん、ザコ





幸太郎はステータス画面のスキルの欄をみて、あることに気が付いた。



『強制成仏』の横に『霊感』とあったのだ。もしかしたら『霊感』は



パッシブスキルじゃなくてアクティブスキルなのではないか?





「よし、『霊感』・・・あ、やっぱりこれオン、オフ切り替え


可能なスキルだ。確かに四六時中幽霊が見えていたら気が休まらないよなあ。


特に寝るときなんかは切っておいたほうがいいだろうし・・・。


では、『霊感』オン!」





いきなり幸太郎の目の前に亡者が現れた。





「ぴいっ!」





幸太郎は奇妙な声をあげて気絶した。



幸太郎はのちに語る。





『はい。想定外でした』










(C)雨男 2021/11/04 ALL RIGHTS RESERVED








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