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異世界徒然行脚 『Isekai Walking~nothing else to do~』  作者: 雨男
ネクロマンサーとガイコツの森
42/1065

早速、迷子


 ひとしきり『ガンダム大地に立つ』を脳内で演奏したあと、



幸太郎は改めて周囲を見渡した。





「なんにもねえ・・・」





自分のいる草原。林や森が見える。すぐ後ろには大きな森。



はるか遠くに山脈が見えた。





「町・・・は見えないな」





仕方ないと、幸太郎は割り切って、早速亡者を探し始めた。



実はこの時視界の中に小さくちょっとだけ村が見えていたのだが、



幸太郎は気が付かなった。



あまりに現代の日本と違いすぎるからである。





「うーむ。しかし亡者って全然見当たらないけど・・・。


アステラ様が言うほど数は多くないのかな? 


いや、きっと明るいからだ。森の薄暗いほうへ


行ったらいるかもしれない。大きな石をひっくり返したり、


木をゆすってみよう」 虫か





幸太郎は森の奥へ向かって歩き出す。幸太郎は心に決めていたのだ。





(まずは亡者を一人成仏させて、アステラ様やムラサキさんを


安心させよう)






そして自分の愚かな行為に全く気が付いていなかった。





そう。現在位置もわからないのに森の奥へ向かった幸太郎は、



最初の落下地点さえ見失った。



中身42歳のおっさんは地上へ降りて早々に迷子になったのである。



残念ながらこの世界にはまだ『迷子センター』は設置されていない・・・。










(C)雨男 2021/11/04 ALL RIGHTS RESERVED








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