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異世界徒然行脚 『Isekai Walking~nothing else to do~』  作者: 雨男
ネクロマンサーとアルカ大森林 2
411/1071

うへへへ


 幸太郎は大豆が熟す前、青い状態で止めてもらって、枝豆を収穫した。



まずは普通に塩ゆで。ジュリアたちに山盛りで出す。





「熟す前の豆を煮たのか? ふむ・・・。


幸太郎殿は変わった食べ方をするのう・・・」





ジュリア、モーリー、シンリンが枝豆をパクっと食べる。





「おお! 柔らかくてうまい! 何? ここで水を?」





ドライアードたちが鍋で水をぐびぐび飲む。





「うまぁぁぁぁぁいっ!!!」





枝豆、水、枝豆、水、枝豆・・・。



ドライアードたちは猛烈に食って飲んだ。



小狼族の人たちにもふるまう。



『これ、酒のつまみに最高だぜ!」という声と共に



やはり酒樽が持ち出された。異世界でも枝豆の魔力は健在だ。








幸太郎はドライアードたちに水を出すかたわら、



ポメラたち村の婦人会に『ずんだ』の作り方を教える。



これは幸太郎が東北に牡蛎を食べに行ったときに、



食堂のおばちゃんから教えてもらったレシピだ。








さらにおばちゃん秘伝の『バターずんだ』を作った。



ついでにジャガイモをマッシュして小麦粉と塩を少々練り込む。



その生地を細く平らに伸ばして、中に刻んだチーズを乗せて



スティック状に丸める。あとはフライパンで軽く焼く。



熱いうちにバターずんだをちょっと載せて出来上がり。



名前は知らないが、おばちゃん直伝のずんだを使った料理だ! 



うひょー。



おばちゃん元気かなー?








レッツ! セイ だ HO!



『YES! ZUNDA!! ・・・ YES!!』








村は真昼間から宴会みたいになってしまった。



まあ、村は鍛冶場や倉庫などを除けば



一応完成してるからいいのだろう。








ドライアードたちはエンドレスで水を飲んでいる。



もう3人とも100リットルは呑んでいるはずだ。



頬を上気させて『うへへへ』と下品な笑い声を出している。








美人が台無し・・・。










(C)雨男 2022/02/16 ALL RIGHTS RESERVED






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