表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界徒然行脚 『Isekai Walking~nothing else to do~』  作者: 雨男
ネクロマンサーとアルカ大森林 2
400/1070

エンリイ


「うーむ・・・。メンバーが見つからない場合は4人で行くってことも選択肢の


ひとつに入れたほうがいいかもな・・・。俺がゾンビやスケルトンを召喚すれば、


戦力の足しにはなるだろう」





「そう・・・だな。下手に増やすよりいいかもな。


幸太郎の能力は1人で複数の役割をカバーできる。


はっきり言って幸太郎がいるってだけで、攻略の難易度は


段違いに下るのは間違いねえ。


4人ってのも悪くない選択肢だ」








「じゃあ、ボクをパーティーに入れてくれないか?」








1人、木の上から飛び降りてきた者がいた。





「ボクはエンリイ。C級冒険者。腕にはそこそこ自信があるよ。


これがギルドカード」





そこには、真っ赤な髪をした長身の女性がいた。



ショートカットでボーイッシュな感じはするが、



とびきり美女なのは間違いない。身長はジャンジャックより高い。



おそらく、188か、189センチはあるだろう。



宝塚がスカウトに異世界までやってきそうだ。



スレンダーな体型も背広なんか似合いそうな気がする。



しかし・・・にょろにょろと猫みたいな尻尾が生えている。



宝塚って獣人でもいいのかな?








「お前は・・・昨日、木の上で幸太郎殿をずっと見ていた女だな?」





「さすがB級冒険者。気が付いていたんだね。


ジャンジャックとグレゴリオの名前は聞いているよ。


B級冒険者は珍しいからよく憶えてる。


そうさ、昨日はずっと幸太郎サンの奮闘を見ていたんだ。・・・感動した。


それで、ボクも幸太郎サンのパーティーに入れて欲しいって


思ったんだよ。このエンリイ、仲間にして損は無いと思うよ?」





「エンリイ・・・? なんか聞いたことが・・・。


あ! エンリイか! そうか、お前が・・・」





「知ってるのか? らい・・・ジャンジャック」





「ギルドで噂だけな。ソロでC級に上がった奴がいるってんで、


『そりゃあ珍しい』って記憶に残ってた。


単独でC級になるんだ、腕は確かなんだろうさ」





「ああ・・・。俺も思い出した。


ジャンジャック、幸太郎殿、どうだろう? 時間も無いし、


C級冒険者なら条件的には申し分ないはずだ。


シェイクダウンの時に問題が無ければ、


彼女で決定でいいんじゃないか?」










(C)雨男 2022/02/09 ALL RIGHTS RESERVED





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ