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異世界徒然行脚 『Isekai Walking~nothing else to do~』  作者: 雨男
ネクロマンサーとアルカ大森林
356/1070

よいしょよいしょ


 幸太郎は机の上に椅子を置き、柵の上からロープを垂らして、



よいしょよいしょと柵の外へ降りた。モコは柵の上から、



そのままひらりと飛び降りる。



高さ2メートル40センチあるわけだが、モコはケロリとしていた。



・・・体重が軽いせいか・・・?








例によって盗賊から使えそうな物を集めて、



『マジックボックス』で吸い込む。



エルフの女性2人もついてきた。『弓が欲しい』という。



幸太郎は人狩りから奪ったものも合わせて見せて、



好きなものを選んでもらった。どうせ幸太郎には使えない。





「うーん、どれも造りが雑ね・・・。私たちエルフの弓に比べると


オモチャみたい。これでは飛距離、命中精度、威力、


全てギリギリ実戦に耐えられる程度といったところね・・・。


まあ、いいわ。無いよりマシだわ」








幸太郎は盗賊たちの亡骸を成仏させた後、



どこかに捨ててくるようにゾンビとスケルトンに



命令してみた。どうだ?





その結果。ゾンビは亡骸2体を脇に抱えて歩いていった。



スケルトンはゾンビほどの力は無いらしく、1体ずつ運んでいった。





(ふーん。腕力はゾンビのほうが優れているのか・・・。


憶えておこう・・・)





全ての亡骸が運ばれたところで、幸太郎は『洗浄』をかけて、



あたりの血の匂いを全て消し去った。この魔法便利だわ・・・。








全て片付いたので、シェルターに戻る。



ゾンビやスケルトンには、まだしばらく待機してもらった。



辺りはすでに暗くなり始めている。幸太郎は『陽光』を出した。



しかも、4つも。



昼のように明るくなった。これで夕食の支度も楽にできる。








これは後で確認したことだが、『陽光』を複数出しても、



『5分に1回。体力と魔力が1割回復する』の効果は重複しなかった。








「さて、夕食の支度をする間に、女性陣には約束通り


着替えをだしましょうか。


奴隷の服とはこれで、おさらばですよ」





幸太郎は馬車の中に、所持している服を全て出した。



『どれでも好きな服を選んで下さい』と言ったら、



女性陣は大歓声。これは異世界でも共通か。








うれしそうな女性陣を見て、幸太郎もなんか嬉しくなった。










(C)雨男 2022/01/16 ALL RIGHTS RESERVED





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