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異世界徒然行脚 『Isekai Walking~nothing else to do~』  作者: 雨男
ネクロマンサーVSエルロー辺境伯 4
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ブランデー


 解放した狸人族の姉妹が給仕役を買って出てくれた。



野菜たっぷりのスープをみんなに配る。温かい。パンも軽く温めてあった。



ソーセージは絶品だった。これは幸太郎がは腹ペコとは関係なく、



現代の日本に輸出しても売れそうだ。



『パキッ』といういい音が部屋に響き渡る。うまい!








子供たちは、当初あんまり食欲はなさそうだったが、



次第にもりもり食べ始めた。



幸太郎はまたしてもギブルスの気遣いに舌を巻いた。



あくまでも普通の、奇をてらわない食事だからこそ、



子供たちの緊張がとれてきたのだろう。








幸太郎は人狩りから奪ったヤカンに



『飲料水』を入れて、テーブルに出した。



もう一つ、幸太郎はエルロー辺境伯の警護が飲みかけた



ブランデーの樽を思い出した。





「飲みかけなんですが・・・樽に入ったブランデーが、


まだたくさん残ってます。みなさん飲みますか? 


いらないなら捨てようと思いますが・・・」





元奴隷の女性陣に聞いてみた。『捨てるくらいなら』



ということで全員欲しいと言った。



蓋の開いてる方を『マジックボックス』から床に出した。どしん。



意外なことに女性陣はみんなガブガブ飲みだした。



特にエルフの女性2人が喜んでいる。





「おいしい~! お酒なんて久しぶり! 


しかもこれ、すごく香りがいいわ!高級品じゃないですか? 


全部飲んでいいのですか? 本当!? 幸太郎さんて気前がいいんですね!」





幸太郎はお酒は一滴も飲まない。幸太郎はお茶やジュースの方が好きだ。



それに、どの道『太陽神の加護』で酔わないだろう。








モコもお酒は飲まなかった。幸太郎に合わせているのだろう。



気を使わなくていいのに。










(C)雨男 2021/12/21 ALL RIGHTS RESERVED






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