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異世界徒然行脚 『Isekai Walking~nothing else to do~』  作者: 雨男
ネクロマンサーVSエルロー辺境伯 3
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ついでに人族も開放


 エルフの女性2名と狸人族の姉妹は、幸太郎たちについてくると言った。



しかし、黒狼族の男とリザードマンの男は拒否した。





「開けてもらったのは感謝するけどよ、コボルドの下につくのは御免だぜ」





「開けてもらったことには感謝するが・・・。私は人族を信用していない。


我らをトカゲと侮るのは人族だけだからな。勝手にやらせてもらおう」





「わかった。では約束通り、1階の突き当りの金庫室が開けてある。


持てるだけ金を持って逃げるといい。幸運を祈る」





幸太郎は平然と言った。どちらでもいいからだ。








そして、成り行きをじっと聞いていた、他の2名の奴隷が懇願してきた。





「旦那! 俺たちも逃がしてくれよ! 旦那に迷惑はかけねえ! 


金さえあれば、あとは自分でなんとかするからよ! 


な、頼むよ! 後生だ!」





幸太郎はモコを見る。モコはうなずいた。もちろん打ち合わせ通りだ。





「わかった。依頼人は寛大な人だ。


ついでにお前たちも逃がしてやれとのご命令だ。


・・・だが、お前たちの面倒はみないぞ? 金を持って自分で逃げろよ?」





「あ、ありがてえ! 大丈夫、約束するよ、あとは自力でなんとかするって。


金さえありゃあ、なんとでもなるさ!」





幸太郎はカルタスたちに頼んで、錠前を外してもらった。





「へへっ、ありがとよ、旦那!」





奴隷の男2人は大喜びで階段を駆け下りていった。次は3階。










(C)雨男 2021/12/17 ALL RIGHTS RESERVED





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