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異世界徒然行脚 『Isekai Walking~nothing else to do~』  作者: 雨男
ネクロマンサーVSエルロー辺境伯 3
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震えるブロト


 ブロトの商館はエルロー辺境伯の屋敷から近い。



裏口の門は閉ざされていたが、カルタスが門の蝶番を斬った。



さらにカルタスは裏口のドアの蝶番を斬る。



カルタスを先頭に全員で商館になだれ込んだ。








商館の中には皮の鎧を付けた人相の悪い奴らが3名いた。



居残りの人狩りなのだろう。はっきり言って弱そうだった。



主だった人狩りのメンバーは幸太郎の罠にはまって、



待ち伏せに出かけているようだ。








さすがに裏口の蝶番を斬った音は聞こえたらしい。



3名の居残りは剣を抜いて構えていた。そのうちの1人が幸太郎を見て驚く。





「あ! お前はもしや・・・」





「カルタス、斬れ」





幸太郎を尾行していた男だったのだろう。



幸太郎を見て声を上げようとしたが、続きの声はのどから出なかった。



体と頭が分離したせいだ。








3名の人狩りはあっという間に躯になった。



居残りだっただけあって、てんで弱い。








裏口から真っすぐ突き当りに、正面入り口がある。



昼間に幸太郎とモコが入ってきたドアだ。



通路の真ん中に右へ入るT字路がある。



そこに上の階へ上がる階段もあった。








T字路を右へ曲がると、青ざめた顔のブロトが突っ立ていた。



一応ナイフを抜いていたが、震えている。





(俺と同じか・・・。ど素人だな。親しみはわかないけど)





ブロトが何か言いかけた。だが、言い訳も交渉も聞く気はない。





「モコ、『ラピッド・スピード』を試せ」





「はい。息の根を止めます」










(C)雨男 2021/12/16 ALL RIGHTS RESERVED






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