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異世界徒然行脚 『Isekai Walking~nothing else to do~』  作者: 雨男
ネクロマンサーVSエルロー辺境伯 3
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死体操作を実行


 子供たちは泣きながらモコに抱き着いた。モコも泣いている。よかった。



幸太郎は一応、エルロー辺境伯の死体に『成仏』をかける。



あとで警護の死体にも『成仏』をかけなければ。








幸太郎はエルロー辺境伯の死体に『死体操作』をかけた。



死者を辱めるのは気が進まないことだったが、責任はとってもらう。



モコや子供たちの後々のことを考えれば、打っておくべき手だった。








幸太郎は『マジックボックス』から一枚の木製プレートを取り出した。





「ご主人様・・・それ、つけるんですね・・・」





「ああ、モコに書いてもらったプレートは


エルロー辺境伯に付けるために用意したんだ。


まあ、悪趣味だが必要だと思う」








幸太郎はエルロー辺境伯の死体に『立て』と命じる。



そして首にプレートを紐で取り付けた。



さらに幸太郎は命令をいくつか伝える。








「行け」








魂の無いエルロー辺境伯の死体はへらへら笑いながら、



階段を下りてゆき、渡り廊下から落下。そのまま門を開けて消えていった。








「さあ、今度は脱出だ。モコ、外の音は何か聞こえるか?」





「・・・大丈夫です。まだ静かなままです。足音は何も聞こえません」





「よし。では脱出・・・、おっと。エルロー辺境伯から


村の賠償金をもらっておこう。


『心を入れ替えた』と言ってたから、快く払ってくれるだろう」





「そうですね。何しろ『心を入れ替えた』そうですから!」










(C)雨男 2021/12/14 ALL RIGHTS RESERVED






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