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異世界徒然行脚 『Isekai Walking~nothing else to do~』  作者: 雨男
ネクロマンサーVSエルロー辺境伯 3
258/1069

お待ちしておりました


 幸太郎はゴーストたちに、敷地の中にまだ潜んでいるものが



いないか探すように命じた。幸太郎とモコ、5名の



ガイコツの騎士は玄関からエントランスホールへ突入する。








4名の男が剣を持って襲い掛かってきた。幸太郎は素早く指示を出す。





「カルタス! 二階へ上がれ! 女性以外は全て斬れ!」





「承知!」





襲い掛かってきた4名はコックなどだったのだろう。



カルタスの部下たちの敵ではない。



ここからは、モコの出番・・・のはずだったが、



幸太郎は屋敷内の異常な気配に気が付いた。








『静か』なのだ。








メイドが大勢見える。しかし、取り乱す者は一人もいない。



ガイコツの騎士がコックたちを目の前で斬り倒したのに、



悲鳴さえ上げない。








「なんだ・・・? ストップだ、モコ」幸太郎はモコを止めた。





初老の婦人がしっかりした足取りで幸太郎に近づいてきた。





「お初にお目にかかります。ネクロマンサー様。


私は当家のメイド長を勤めております。イネスと申します」





背筋のピンと伸びた姿勢、丁寧なお辞儀、動揺のない表情、



・・・只者ではない。





「ご丁寧な対応、おそれいります。お騒がせして申し訳ありません。


本来なら仮面をとり、名を名乗るべきなのですが、


今はそれがかないません。どうか、我々の非礼をお許し下さい」





幸太郎はそう言うと、腰を折ってお辞儀した。モコもそれに倣う。








「あなた方をお待ちしておりました」 イネスははっきりそう言った。










(C)雨男 2021/12/10 ALL RIGHTS RESERVED






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