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異世界徒然行脚 『Isekai Walking~nothing else to do~』  作者: 雨男
ネクロマンサーVSエルロー辺境伯 3
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これはゾンビですか?


 警備の者が数名集まってきた。



おそらく敷地の中にも異変を聞いた者たちが出てきているだろう。



だが、警備の者たちは抜刀して門の周囲に集まるだけで、



門を開けようとはしなかった。








「まあ、当たり前だな。せっかく3メートルもの防壁があって、


門も鉄格子なんだ。2人不審者がいるってだけでは、


開ける意味もない。うかつに開けるなとも


言われているだろう。・・・予想通りだな」








幸太郎とモコは荷車を押しながら、路地から出てきた。



屋敷からは防壁のせいで全く見えていないだろう。



もちろん幸太郎も中は見えない。しばらく様子をみる。








『隊長!』という声が聞こえた。



これはモコだけでなく、幸太郎にも聞こえた。



「かかった!」幸太郎が盗賊の剣を抜いて飛び出していった。



盗賊の剣はジャンジャックにも渡してある。大活躍だ。








「うおおおおお! 怪しいやつらめ! 辺境伯様の屋敷に何の用だ!」





幸太郎はゾンビ2体に体当たりした。



ゾンビ2体は『あーれー』という感じでまろびて吹っ飛んでいった。



幸太郎は数秒『ちゃんちゃんばらばら』と



音を出したあと『どうだ!』と声を出した。








荷車をひいたモコが門の前を通過して、幸太郎に近づく。



幸太郎とモコはお互いにうなずくと、『せーの』で声をあげた。





「う、うわああああ!? なんだこれは!!」





「きゃあああああ!!」





「どうした?! 何があった!?」





門からは影になって見えない警備兵は、門を開けて様子を見に来た。



幸太郎はゾンビに付けておいた仮面を外して、顔を指さした。





「こ、これはゾンビか?!」










(C)雨男 2021/12/09 ALL RIGHTS RESERVED






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