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異世界徒然行脚 『Isekai Walking~nothing else to do~』  作者: 雨男
ネクロマンサーVSエルロー辺境伯 2
245/1069

日没


「コール・アザラシゴースト・・・」





幸太郎は最初からアザラシの姿のゴーストを呼んでみた。



最初からこの姿で呼ぶことができたのは、



自分でちょっと驚きだった。試してみるもんだ。





「かわいい・・・」 





モコは目がハートだ。アザラシゴーストの中身はアレなんだけど。








ギブルスはまたも大興奮。説明を求めてくるので、



『はるか北の動物』と答えた。



もうあんまり時間をかけると、ジャンジャックたちの予定が狂う。








「エルロー辺境伯の屋敷を襲撃したあと、


メインの大通りに大騒ぎを起こす。


その前に、このゴーストを門のほうへ飛ばすから、


これが見えたらジャンジャックたちの陽動を開始してくれ」





「了解だ。では必要な物資も持ったし、


そろそろ俺たちはピートス川にかかる橋へ向かうとしよう」





ジャンジャックとグレゴリオは



釣り竿と大きな魚籠を持って出ていった。








ジャンジャックとグレゴリオは途中の屋台で買った



食料をモゴモゴと食べながら、防壁の門へ到着する。





「よーう。外出許可証出してくれ。今日はゴリオと夜釣りするんだ」





「はあ? 夜釣りって・・・まあ、お前らなら心配いらんか。


一応気を付けろよ? 門は朝まで開かないからな? ・・・ほれ、


これがあれば戻るとき通行料はいらんから、無くすなよ」





「おう。あんがとよ。デカいの釣れたら見せてやるよ」





「はっは、俺は明日非番だから、また今度な」







ジャンジャックは門をくぐるときニヤッと笑ってつぶやいた。





(もうしばらくしたら、この門は再び開くことになるんだよ・・・)





ジャンジャックたちは釣り竿を振りながら歩いていった。



・・・もうすぐ日没だ。










(C)雨男 2021/12/08 ALL RIGHTS RESERVED






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