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異世界徒然行脚 『Isekai Walking~nothing else to do~』  作者: 雨男
ネクロマンサーVSエルロー辺境伯 2
243/1069


「カルタス、並びに4名の騎士よ、そしてゴーストのみんな、


よく集まってくれた。感謝する。


現在、我々は、モコの村を襲い、村人を殺し、子供たちをさらった


エルロー辺境伯をぶちのめし、子供たちを救出する作戦を実行するところだ。


・・・敵は強大な貴族である。もし、怖気づいた者がいたら、


今すぐ帰ってもいい。責めはしない・・・」





幸太郎は周囲を見渡した。誰一人帰る者はいなかった。





「諸君らの正義と勇気に感謝する。


エルロー辺境伯は子供たちを拷問し、殺すのが趣味の外道だ。


やつらに容赦はいらぬ。どうか、子供たちの救出にその力を貸してくれ!


・・・あの外道どもに教えてやるのだ! 


天に太陽がある限り、明けない夜は無いということを!」





幸太郎はカルタスたちに向かって言った。





「カルタス! 並びに4名の騎士よ! 卿らの剣を掲げよ!


その剣をもって、この世界に未だ正義が滅んでいないことを示すのだ!


人々はもうすぐ見るだろう、もうすぐ聞くだろう、


卿らの剣が、暗雲を切り裂き、闇を打ち砕き、


朝日の烈光が悪を滅ぼす様を! 太陽神は必ずや、


卿らの戦いをご照覧になるであろう! 


掲げよ! 卿らの剣を、あの太陽へ! 悪を滅ぼす光となれ!!」





カルタスたち5名は一斉に剣を抜き、自分の前で十字架のように掲げた。



そして、くるりと回転させて切っ先を床へガチリと打ち付ける。



バルド王国の騎士の儀礼なのだろう。カルタスは力強く言った。





「必ずや! わが主よ!」










(C)雨男 2021/12/06 ALL RIGHTS RESERVED






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