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異世界徒然行脚 『Isekai Walking~nothing else to do~』  作者: 雨男
ネクロマンサーVSエルロー辺境伯 2
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モコと雑談 4


「そうそう。最後に大勢で取り囲まれたら


逃げられないって言っておいたからね。


単なる誘導だよ。ブロトとの会話も練習通りっていうけど、


そうなるようにこっちでコントロールしてただけさ。


『モコを譲ってほしい』『首輪の料金』


『獣人、亜人の奴隷の金額の相場』『モコと同じ村の獣人はいるか』


『その獣人を譲ってくれないか』『エルロー辺境伯には敵わない』


・・・全部シナリオを作って、順番に話が逸れないように進めただけだよ。


まあ、ブロトの所に子供たちがいれば、一番良かったんだけどなあ・・・」








モコは感心した。『この人はいったいどんな生活をしていたら



こんな技能が身に着いたのだろう?』



幸太郎のことをもっと知りたいと思うようになっていた。





(きっと救出も上手くいく・・・)








幸太郎は逆に、これからのことを心配していた。



さきほど、モコに『消化試合』と言ったが、



当然、あれはモコを落ち着かせるための嘘だった。



実際にまだ子供たちを救出してはいないのだ。



作戦に変更はないが、物資の件、



エルロー辺境伯の屋敷の外観、戦力、



子供たちはどこに閉じ込められているか・・・。



本当は、これらは幸太郎が走り回って



準備しなくてはならないことだった。





(ギブルスさんに期待したいところだなあ・・・。


ジャンジャックとグレゴリオ殿に会えたのはつくづく


幸運だったと思う。ゾンビかスケルトンにやらせるか、


やめておこうと思った、かく乱を引き受けてくれるっていうし・・・。


ありがたやー)










(C)雨男 2021/12/01 ALL RIGHTS RESERVED




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