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異世界徒然行脚 『Isekai Walking~nothing else to do~』  作者: 雨男
ネクロマンサーVSエルロー辺境伯 2
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モコと雑談 2


「モコ。昨日の『練習』ではやったけど、


今日の本番では出なかった内容があったろう?」





「あ、はい。私が倒れていた場所についての部分ですね?


昨日せっかく細かい部分まで打ち合わせしたのに・・・」





「その通り。あれが無かったせいで、


モコがしゃべる部分がほとんど無くなってしまったよな。ははは。


あ、話を戻すが、本来ブロトはモコを見れば


『コナへ向かった人狩りから逃げ出したのでは?』


という疑いを持つのが当然なんだ。だから、俺たちに興味を持った。


そして、同時にブロトが知りたいのが


『人狩りたちはどうなったんだ?』ということなんだ」





「ご主人様が倒したのか、私が何らかの理由で自力で


逃げ出したのか・・・ですね?」





「そう。だから昨日は『人狩りが盗賊に襲われた後、仲間割れした』


という設定で打ち合わせをした。


ブロトは本当なら『モコの倒れていた場所』と


『幸太郎は強いのか?』という2つのことを


知りたがるはずなんだ。ところが・・・」





「私が倒れていた場所については質問してこなかった・・・」





「ブロトはモコの倒れていた場所を手掛かりに、


コナへ向かった人狩りを探す。


ユタへ来た人狩りたちを調査に向かわせるはず・・・だった。


しかし、ブロトは『モコが倒れていた場所』について、


全く興味を示さなかった。


なぜか?・・・もちろん『必要ない』からだ。


なぜ必要ないのか? 理由は一つしかない。


『全滅』したのをすでに知っているからだ」










(C)雨男 2021/12/01 ALL RIGHTS RESERVED






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