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異世界徒然行脚 『Isekai Walking~nothing else to do~』  作者: 雨男
ネクロマンサーVSエルロー辺境伯 2
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奴隷商人の館 11


「それを聞いてどうしようというのですか?」





「ふっふ。もしかしたら金になる話かもしれません。


持ち込まれた獣人を譲っていただければ、


この娘と合わせて色々使い道がありそうです。


一儲けできそうな計画が、今思い浮かびましてな」





「残念ながら商売にはならないと思いますよ」





「ほう? ・・・なぜです? 気になりますな」





幸太郎は、ここでもう一枚金貨をパチリと置いた。



ブロトは自分の優越を確信した表情になった。





「確かに、幸太郎様の推測は当たっております。


昼前に、この商館に6名ほど獣人が持ち込まれました」





「6名・・・。おや? しかし先ほどこの商館には


獣人は4名と言っておられませんでしたか?」





「全てエルロー辺境伯様がお買い上げになりました。


もう、この商館にはいませんよ。


いかがですか? 商売のタネになりそうですか?」





『うぐっ』と幸太郎はうなって、ソファにもたれかかった。



眉を寄せて大きなため息をつく。





「ふーーーっ・・・。まいった。参りましたな。


ブロト殿の言う通りでしたか・・・。さすがに相手が悪い・・・。


私がどうにかできる相手ではありませんね・・・。


譲っていただくのは不可能に等しい・・・か」





ブロトは悠然とうなずいた。



内心『ざまあみろ』とでも思っているのだろう。










(C)雨男 2021/12/01 ALL RIGHTS RESERVED






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