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異世界徒然行脚 『Isekai Walking~nothing else to do~』  作者: 雨男
ネクロマンサーVSエルロー辺境伯 2
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奴隷商人の館 4


 モコが目を開けた。幸太郎はズボンのしわを少し気にするふりをして、



腰を曲げた。モコが小声でささやく。





「幸太郎様の予想どおりです」





ここまでは予想通り。しかし、



幸太郎は頭の中で他の可能性を考えていた。



しかも、おそらくそっちが正しいと軌道修正を始めていた。








エリックが再び門に現れた。主が首輪の準備をするので、



応接室でお待ち頂きたいと告げる。





「では、お言葉に甘えて、待たせてもらいましょう」





幸太郎はあえて、モコの手錠につけた紐を引っ張る。



モコがかすかによろけた。



いい演技だ。練習の成果がでていると幸太郎は満足した。








応接室に通された幸太郎は、豪華な造りのソファに座った。



モコは練習通り、幸太郎の後ろあたりに俯き加減で立っている。








幸太郎の分だけ、お茶が運ばれてきた。



紅茶にリンゴの皮を入れたような香りがする。



幸太郎は念のため鑑定をした。毒は入っているか?



実力行使するなら、まずは必ずここを狙うはずだ。





『紅茶とリンゴの皮のお茶  毒は入ってない』





やはり、鑑定は優秀だ。ありがたやー。










(C)雨男 2021/12/01 ALL RIGHTS RESERVED






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