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異世界徒然行脚 『Isekai Walking~nothing else to do~』  作者: 雨男
ネクロマンサーVSエルロー辺境伯 2
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奴隷商人の館 2


 奴隷商人の館の使用人と思しき、若い男は笑顔を浮かべている。





(結構・・・場数を踏んでいる、


ビジネスの修羅場をくぐったことがある顔だな・・・。


若いが番頭クラスかもしれん)





「当、商館へようこそ。私は商館の主『ブロト』の


使用人でエリックと申します。


本日は、どのようなご用向きでございますか?」





「ご丁寧な応対に感謝します。私はコウタロウ・ミツヤと申します。


今日は、この獣人の娘に『隷属の首輪』を


つけてもらいたいと思いましてな」








幸太郎は、あえて苗字まで名乗った。もちろんハッタリ。



幸太郎はチラッとモコの目を見た。大丈夫そうだ。



幸太郎はモコの頭を覆っているフードを下ろした。



モコのもこもこした髪と獣人の耳があらわになる。





「!!・・・。 小狼族の娘ですね。これは美人だ。


ご用件は、この娘に『隷属の首輪』を付けたいということですね? 


では主人に取り次ぎますので少々、お待ちください」





エリックは、ほんのかすかに驚きの表情が浮かんだ。



営業モードの幸太郎はもちろん見逃さなかった。



やはりユタに入った人狩りのチームから



情報は聞いているのだろう。予想通りだ。








しかし・・・。幸太郎は胸がざわついた。








(・・・妙だ・・・何かひっかかる・・・。


これはアドリブを加える必要があるかもな・・・)










(C)雨男 2021/12/01 ALL RIGHTS RESERVED





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