表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界徒然行脚 『Isekai Walking~nothing else to do~』  作者: 雨男
ネクロマンサーVSエルロー辺境伯
201/1043

通行料


「ん? 通行料は2人で金貨2枚・・・」





幸太郎はそれを遮った。





「まあまあ。それであちらの方と一杯やって下さい。なあに、


たまにはこんな役得があってもいいじゃないですか。


いつも真面目に働いているんです。


女神リーブラもお許しになるでしょう」





幸太郎は番兵に金貨を握らせてニコッと笑った。



番兵もニヤッと笑った。





「うむ。さすがはギブルスの商売相手だな。


礼儀をわきまえておる。おっと、そっちの娘は?」





「ああ、この娘は私の奴隷にするために連れてきました。


この娘の両親に金を貸したのですが・・・。


返済できないと泣きつかれましてな・・・。


この娘で手を打ちました」





「ふむ、なかなか上玉じゃないか。いい金になるだろう」





「いやいや、さすがに少々割が合いません。


ですが、仕方ないので働いてもらいますよ。


これから奴隷商人の所へいくつもりです」





「そうか。おお、いかん、後がつかえてきたな。


これが通行許可証だ。この許可証で一か月滞在できる。


無くすなよ。町を出るときに必要になる。


よし、通れ。・・・次!」








幸太郎とモコは無事にユタの町へ入った。



ふうっとモコが息をつく。ずっと『暗い顔』をしていたのだ。





「幸太郎様、すごいですね」










(C)雨男 2021/11/30 ALL RIGHTS RESERVED







評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ