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異世界徒然行脚 『Isekai Walking~nothing else to do~』  作者: 雨男
ネクロマンサーVSエルロー辺境伯
176/1043

モコが村へ帰ってきた


 さすがに幸太郎の目にも村が見えてきた。煙は見えないが、



わずかに焦げた臭いが漂っている。








この世界に来て、初めて目にする村が焼けた村か・・・。



溜息つきたいけど、それどころじゃない。








遠くに人影が見えた。予想通り村の人達が何人か戻ってきているようだ。





「シバさん! 私です、モコです!」





モコは馬を飛び降りると、村人たちの所へ走って行った。





「モコちゃん! 無事だったのか! 良かった! 


人狩りから逃げることができたんだな!」





「はい、あちらの幸太郎様が助けてくれたんです!」





モコは振り返った。しかし、幸太郎がいない。



泣きそうな顔をした幸太郎を乗せたまま、



馬は村をスルーして遠ざかっていくところだった。



『モコぉ~・・・』という情けない声が聞こえる。





「あわわわ、そうでした、幸太郎様はひとりで


馬から降りれないんでした!」





モコが慌てて馬を呼びながら、追いかける。



村人たちはしばらくポカンとしていたが、



今のは見なかったことにして





「よ、よし! モコちゃんが無事だったことを喜ぼう!」





「お、おう、そうだな! 親父さんにも教えてやらないとな!」





皆でモコの帰還を喜んだ。










(C)雨男 2021/11/25 ALL RIGHTS RESERVED






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