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異世界徒然行脚 『Isekai Walking~nothing else to do~』  作者: 雨男
ネクロマンサーVSエルロー辺境伯
175/1043

なでなで


 幸太郎は驚いて、モコの頭を見た。誰かの手がモコの頭に乗っている。



しかも、驚くべきことに、その手をたどると自分の左肩に接続されていた。





(なん・・・だと・・・?)





いつの間にか、幸太郎の左手は勝手にモコの頭をなでていたのだ。





(ば、バカな! 左手が俺の意志を無視して、勝手に!)んなわけない





「いや、ご、ごめん。つい、モコが可愛いから」





「え! そ、そうですか・・・あり、がとう、ございます・・・」





モコが照れた。凄まじい破壊力。



幸太郎は再び自分のももをつねった。異世界恐るべし!





「よ、よーし、それじゃ、ぼちぼち、出発しようか?」





「は、ははい、そうですね。行きましょう」








休憩は時間にしてたった10分だった。



しかし、休憩に入る前と、今では



だいぶ気持ちの持ちように変化が起きた。



幸太郎は休憩して良かったと思った。



焦る気持ちのままでは正常な判断はできない。



相手は有力な貴族。気持ばかり先走ってはこちらが全滅しかねない。








それから1時間ほど馬を進めると、モコが馬を駆け足にさせた。





「あれです! あれが私の村です!」





正直なところ、幸太郎にはまだ村がどれだかわかっていない。



しかし、モコは馬を矢のように一直線に走らせた。










(C)雨男 2021/11/25 ALL RIGHTS RESERVED






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