164/1043
番外編 アステラの部屋
時間は少し遡る。
ここはアステラの部屋。
アステラはちゃぶ台の前に座って幸太郎の様子を見ていた。
ピンポーン。チャイムが鳴る。
「ムラサキー? 開いてるわー」
「こんばんは。一緒におやつ食べようと思って・・・って!
アステラ様! またそんな恰好で・・・」
アステラは下はパンツ1枚。上は首にタオルがかかっているだけだった。
「いーのよ。どうせここに入れるのはアンタとあたしだけだもん」
「もう・・・。あ。プリン持ってきましたので、食べませんか?」
ムラサキは『マジックボックス』からミルクプリンを2つ取り出した。
「なに? あんたまだ、おっぱい大きくするつもりなの?」
「ち、違います! 単純に大好きなんですよ!」
「いただくわ。ちょうどビールが一本カラになったとこだし」
見ると、アステラのお尻あたりに空になった
スーパードライの500缶が転がっている。
どうやら、アステラはお風呂上りに『ぐいっ』と一杯いったらしい。
ぷはー
(C)雨男 2021/11/24 ALL RIGHTS RESERVED