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異世界徒然行脚 『Isekai Walking~nothing else to do~』  作者: 雨男
ネクロマンサーとモコ 2
158/1043

私をもう一度奴隷に


 モコは心の中で唸った。『力を貸してくれ』? 



こちらが頼む立場なのに・・・。








モコは覚悟を決めた。








「幸太郎様。どうか、私を幸太郎様の奴隷にしてください」





「え? なんで? せっかく首輪は外れたのに?」





「はい。どうか、私の命、幸太郎様のお役に立ててください」





「いやいや、気持ちは嬉しいけど・・・。俺の奴隷になるってことは


ずっと俺の旅についてくるってことだよ? もう話したよね?


俺はアステラ様の御用で一生、旅から旅で終わる予定なんだよ。


定住することもできない。一生さすらう宿命なんだから」





「承知の上です」





「それに、俺の奴隷になるってことは、あれだよ? 


俺があーんなことや、こーんなことをしようとしても、


モコは拒否できないんだよ?」





そう言って幸太郎は両手をワキワキさせて、ベロをだした。





「もちろん、誠心誠意。私の全てを使ってご奉仕いたします」








モコはわずかに首を引き、口を固く結んだあと、



キッとした目で幸太郎を直視した。



目の中に覚悟が宿っている。








「なんだって、そんなに・・・」








そこまで言って、幸太郎は口をつぐんだ。



やっとモコの考えがわかったからだ。










(C)雨男 2021/11/21 ALL RIGHTS RESERVED






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