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異世界徒然行脚 『Isekai Walking~nothing else to do~』  作者: 雨男
ネクロマンサーとモコ 2
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戦闘


 人狩りはモコを縛り上げる。





「さあ、あと3人だ」





しかし、モコの毅然とした声が状況を一変させた。





「私が来たのだから、その分、子供を開放しなさい!」





人狩りは何も言わない。



人狩りは約束を守る気などない。モコにはそれがはっきり感じられた。





「みんな! 逃げて! こいつらは最初から誰も開放する気はないわ!」





『ちっ』人狩りは舌打ちすると、剣を抜いた。『いけ! 逃がすな!』





戦闘になった。モコと子供たちを助けようと何人もの村人が人狩りに挑んだ。



しかし、村人は次々に斬り殺されていった。



モコの父親は人狩りの手練れに足止めされていた。



白狼族であるモコの父親は村で一番強い。



しかし、その手練れの人狩りはモコの父親と互角。








これは双方にとって誤算だった。








人狩りは全員で12人。村人のほうが数は多いが、女子供も多い。



村人たちは粘っていれば、いずれモコの父親が人狩りを圧倒すると考えていた。



人狩りは素人の村人など、物の数ではないと考えていたし、



いずれ手練れの人狩りが村を制圧すると踏んでいた。








だが、手練れの人狩りとモコの父親は



お互いまったく手傷を負わないまま勝負がつかなかった。



人狩りたちは、その手練れの人狩りをあてにしていた。



また、小狼族もモコの父親をあてにしていた。








事態は膠着したように見える。



だが、やはり最初から小狼族が不利なのは変わらない。










(C)雨男 2021/11/21 ALL RIGHTS RESERVED






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