表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界徒然行脚 『Isekai Walking~nothing else to do~』  作者: 雨男
ネクロマンサーとモコ 2
150/1043

モコが名乗り出る


 正午。子供たちが戻ってこないのを親たちが心配し始めた。



その時、人狩りが村へ現れた。縛り上げた子供たち6人を連れて。



村に悲鳴が上がる。人狩りたちは村の人々に悠然と告げた。





「あー。とある貴族のお方が、小間使いを探しておられる。


合計4人ほど欲しいそうだ。


君たちの中で名乗り出る者はいないかね?」





「子供たちを離して!」





「もちろん、開放するさ。我々は娘4人が手に入ればいい。


その娘も貴族に仕えれば、一生困らない生活ができるぞ? 


悪い話ではないだろう?」








モコが名乗り出た。








「私が行きます。だから子供たちを離して」





子供たちは泣いている。



『モコおねえちゃん、ごめんなさい、ごめんなさい』



モコはなんとか子供だけでも助けなければ、と覚悟を決めた。








人狩りたちは口笛を吹いた。小柄な小狼族にはありえないほどの



豊かな胸をしたモコをニヤニヤと見た。





「いい子だ。お前は幸せになれるだろう。よし、あと3人。いないか?」










(C)雨男 2021/11/19 ALL RIGHTS RESERVED







評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ