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異世界徒然行脚 『Isekai Walking~nothing else to do~』  作者: 雨男
ネクロマンサーとモコ 2
144/1043

外れた首輪


 しかし、幸太郎には首輪の外し方がわかった。








奴隷商人だけが使える魔法などではない。



今、モコから聞いた話と自分が体験したことから、



首輪の致命的な弱点が理解できただけだ。








パキン。








小さな音を立てて、首輪が外れた。



モコが目を見開いて、外れた首輪を見つめた。



幸太郎が外れた首輪をくるくる回す。








幸太郎は首輪を捨てようとしたが、



思いとどまって『マジックボックス』に入れた。



何かの偽装とかに使えるかもしれない、と思ったからだ。








モコは立ち上がると、幸太郎へ向き合った。目が真剣だ。








「ご主人様・・・。幸太郎様、そのお力を見込んでお願いがあります。


どうか、村の子供たちを、奴隷として連れてゆかれた


子供たちを助けてほしいのです。


どうか、どうか、力を貸してください」





「襲われたモコの村の子供たちか? どこにいる?


いや、まずは事情を最初から聞かせてくれ」





『隷属の首輪』をあっけなく壊した幸太郎に、モコは希望を見た。



自分の首輪は生涯外れないと思っていたし、仮に子供たちを救出しても



首輪を外す方法が無い。モコは諦めていた。



だから自分に言い聞かせるように



『首輪を外したくありません』などと言っていた。








奴隷商人以外には外せない『隷属の首輪』・・・。



だが、それを覆す力を持った男がここにいた。










(C)雨男 2021/11/19 ALL RIGHTS RESERVED







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